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授業の内容(Course Description) |
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本講座「商取引法」は、商法第二編 商行為を中心として、商人の企業活動につき理解を深めることを、目的とする。企業活動を規律する商法では、商行為は商人と並ぶ基本概念である。企業活動においては、多数の取引を効率的に且つ迅速に行うことが要請されるため、商法では、商行為につき、民法の原則を多々修正している。 このような修正点を十分把握して、現代の経済社会における商取引につき、具体的に学ぶことを目的とする。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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現行商法典は、現在の経済社会における商取引を必ずしもすべて網羅していない。かかる点に注意を払い実際の現代経済社会における、商取引(企業取引)を具体的に習得することを目標とする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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15回目の授業で実施する授業内試験(論文式)の結果以って100%評価する。 商法総論の内容に同じ。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストとして、有斐閣発行の『有斐閣 アルマ 商法総則・商行為法 第2版』を使用する。 参考文献は、授業内で都度指示する。 上記テキストは、商法総論で使用したものと同じで、後半部分を使用する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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民法特に契約法関連分野の理解を深めることが肝要となる。 商取引は、経済社会関係の重要要素であり、この分野の生きた情報を日刊紙等を通して十分に把握すること。 本講座は、前期の商法総論とはセットにはなっていないが、商法総論を未受講の学生は、テキストの前半部分につき自身で十分に学習すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】・【第3回】 企業活動の特色と民法との比較について 【第4回】 商事担保について 【第5回】・【第6回】 商事売買について 【第7回】 運送取引について 【第8回】 倉庫取引について 【第9回】・【第10回】 銀行取引について 【第11回】 代理商・仲立営業について 【第12回】 問屋営業について 【第13回】 投資のための仕組について 【第14回】 投資の法規制とその概念 【第15回】 最終授業 まとめ・授業内試験(論文式)
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