1. |
授業の内容(Course Description) |
|
地球環境問題の発生メカニズム、問題相互間の関係、経済・社会への影響と被害等について概括的に検討するとともに、それらの問題に対する国際的・国内的な取り組みの現状と課題について考察する。 地球環境論IIでは、自然環境と生物多様性の保全に関連した問題のほか、都市化と交通問題、ヒートアイランド現象、廃棄物処理等、われわれの日常生活や生活様式に起因する問題という側面に焦点を当てて考察し、今後の環境政策や企業活動、消費者行動のあり方および経済・社会システムの変革の方向を探る。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
地球環境論IとIIを通じて、地球環境問題の全体像を把握するとともに、問題の解決ないし緩和に当たっては、条約などの国際的取り決めを通じた国際協調が不可欠であること、および大量生産・大量消費・大量廃棄という現在の経済・社会システムの変革に向けて、政治・行政のみならず民間企業や消費者・市民個人レベルでの自覚と行動が必要であることを理解する。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
期末試験またはレポートの成績に平常点(出席率、質疑等)を加味して総合的に評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
テキスト(必ず購入のこと):西岡秀三・宮崎忠国・村野健太郎著 『地球環境がわかる』(技術評論社) 参考書:左巻健男・平山明彦・九里徳泰 編著 『地球環境の教科書10講』(東京書籍) 地球環境研究会編 『地球環境キーワード事典』五訂版 (中央法規) (注):授業では、上記の参考書の他に、DVD,ビデオ、OHPスライド写真その他の視聴覚メディアをできるだけ多く使用する予定。
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
上記の参考書や毎年環境省が発行する『環境・循環型社会・生物多様性白書』等の該当箇所を事前に読んで授業に臨むことが望ましい。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 熱帯林の減少と劣化 【第2回】 進む砂漠化と砂漠化防止への取り組み 【第3回】 生物多様性の減少 【第4回】 在来種と外来種 【第5回】 身近な自然の保全と共生 【第6回】 都市化による環境変化 【第7回】 ヒートアイランド対策 【第8回 廃棄物処理と再資源化 【第9回】 都市の交通戦略 【第10回】 グリーン・コンシューマー、これからのライフスタイル 【第11回】 環境問題と環境科学 【第12回】 環境政策のしくみ 【第13回】 環境対策を取り入れた経済システム 【第14回】 企業の環境行動 【第15回】 以上の補足とまとめ
|