Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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バイオサイエンス II 田中 教之
3群  2単位
【三群】 10-1-1330-0337-02

1. 授業の内容(Course Description)
 生物は環境の中でどのように適応・分化してきたか、生物進化のしくみ、適応に関わる現象、動物と植物の本質的差異等についての理解を深めたい。
 本講義はバイオサイエンス I(田中)と内容的に続くものである。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 変遷する環境の中で、長い時間の流れの中で、生物がどのように命をつなげてきたのか、についての客観的理解を深めたい。
 事実に基づいて、筋道を立てて考察する姿勢を培いたい。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験を約80%、出席状況、学習態度等を約20%(変更ありうる)。ただし、出席はしていて当たり前、という観点に立つ。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 とくに使用しない。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 バイオサイエンス I(田中)を受講しておくことが望ましい。
 常に出席し、講義内容をよく理解しながら聞くことが大切。さもなければ試験にパスすることは難しい。ノートをとる習慣をつけること。
 講義内容に興味があり、学習意欲が十分ある学生を歓迎する。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 本講義のガイダンス:内容の概略、受講上の注意など。
【第2回】
 適応と分化:日本海側多雪地に固有の植物群とその進化。
【第3回】
 適応と分化:早春季植物群(いわゆる Spring ephemerals)。マングローブ (Mangrove)。
【第4回】
 適応と分化:先駆植物群(Pioneer plants)の特徴と進化。
【第5回】
 適応と分化:水中から陸上生活への適応 :脊椎動物の場合。
【第6回】
 適応と分化:続き。
【第7回】
 適応と分化:水中から陸上生活への適応。植物の場合:体制とその変革。
【第8回】
 適応と分化:続き。変わる有性生殖の場。
【第9回】
 自然選択:工業暗化。自然選択の考え方。Charles Darwin について。
【第10回】
 ラマルクとその進化説。性選択という現象。
【第11回】
 人為選択。生物の適応現象:適応放散、分岐、収斂、相同、相似など。 系統樹。
【第12回】
 装う生き物たち(Mimicry, etc.)。
【第13回】
 植物と動物の本質的な違い。
【第14回】
 続き。
【第15回】
 まとめ・講義内容についての筆記試験。