Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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日本史特殊講義5B- I 小林 昌二
選択必修  2単位
【史】 10-1-1340-1715-07

1. 授業の内容(Course Description)
 日本古代の律令制の家族、ムラ、サトを扱います。
 日本古代の律令制下では班田制による支配とともに戸籍や計帳による支配もめざされた。それは中国の制度を模倣しながら日本古代の家族や親族、村落などの異なる集団支配を行いましたが、何がどう異なっていたのでしょうか。こうした比較史の観点から、古代共同体の研究は始まりました。そこでは社会の有り様や時代の相違などさまざまな議論が積み重ねられてきました。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 講義の論点にかかわる各自の関心に即したテーマのレポートが、その即自的な関心を高め深めるように学習の成果が記述されていること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 第1に、各回の授業での講義感想文などが真摯に記載され、提出されているか、授業出席点として30%、
 第2に、学期末に提出するレポート70%、計100%の方法で成績を評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:とくになし
 参考書:講義において随時紹介する
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 関連科目を聴講し、受講するよう希望する。主に復習して、受講中につかんだ問題に沿って調べ、自分なりの理解を得るように努め、4000字以上の文にまとめるようにいつも心がけて行って下さい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 戸令、ムラ研究の概観
【第2回】
 養老戸令 1~4条
【第3回】
 養老戸令 5~8条
【第4回】
 養老戸令 9~12条
【第5回】
 養老戸令13~16条
【第6回】
 養老戸令17~20条
【第7回】
 養老戸令21~24条
【第8回】
 養老戸令25~28条
【第9回】
 養老戸令29~32条
【第10回】
 養老戸令33~36条
【第11回】
 養老戸令37~40条
【第12回】
 養老戸令41~45条
【第13回】
 戸令と田令
【第14回】
 戸令と儀制令
【第15回】
 まとめー戸籍制の実際と崩壊についてー