Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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社会学 I 石井 秀夫
2群  2単位
【二群】 10-1-1350-0039-05

1. 授業の内容(Course Description)
 家族とは何かを概観しながら、日本社会のさまざまな問題を家父長的家族制度としての「家」制度との関連で考えていく。とくに日本とは何か、日本文化とは何かを論ずる中で日本的経営と天皇の意味について触れる。
 この「社会学」が総合基礎科目であることを考慮し、その時々の時事問題について幅広く触れ、新聞を読む力を身につける。受講によって、しっかりした社会観、国家観を身につけてほしい。
 ジェンダーや天皇にかんしては保守的立場から論評する。その点を了解のうえ受講してほしい。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 現代社会についての理解を深める。新聞を読む力を身につける。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末に論述試験をおこなう。論述の評価は、授業に出席し、社会学的思考を身につけたかどうかをみる。出席状況30%、学期末試験70%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 石井 秀夫『家族と子育ての社会学』八千代出版 2008
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業は典型的な講義形式である。事前学習の必要はないが、授業には必ず出席し、静かに聞き、自分なりに現代社会について考えること。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス:
 授業の進め方 評価の仕方 参考文献
【第2回】
 家族とは何か 基礎集団としての家族
【第3回】
 家族の定義 家族と世帯 国勢調査
【第4回】
 婚姻の形態、家族の形態
【第5回】
 性と性役割 生殖 教育 経済
【第6回】
 「家」制度の歴史
【第7回】
 「家」の連続性 相続 戸主権
【第8回】
 現代社会の中の「家」制度1 家元制度
 官庁組織
【第9回】
 現代社会の中の「家」制度2 日本的経営
【第10回】
 日本的経営の崩壊
【第11回】
 国際化と日本社会の変質
【第12回】
 天皇と「家」
【第13回】
 共同体と個人
【第14回】
 公と私 社会のなかの個人
【第15回】
 まとめとテスト