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授業の内容(Course Description) |
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昨年の基礎文献研究では、犯罪や逸脱、問題行動といった青少年の諸問題をテーマとして取り上げました。そして、「犯罪の凶悪化」や「規範意識の低下」等の「青少年叩き」には、データ上の根拠が希薄であることを見ていきました。 本演習は同じ問題を扱いながら、社会の変化に焦点を当てていきたいと思います。犯罪不安をあおる近年の世論や対策は、どのような社会をもたらしつつあるのでしょうか。変化する社会構造の中で青少年の抱える困難は、どのような形を取るようになっているのでしょうか。それらの問いを念頭に検討していきます。前期は文献の購読を、後期は参加者の報告を予定しています。なお、「犯罪者の心理を解明する」作業は基本的に行いません。むしろ犯罪者の心の中を探ろうとする私たちの欲求とは何なのか、考えてみたいと思っています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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文献購読を通じて、社会の変化とその中での個々人の位置を把握する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席と授業態度(50%)、報告内容(30%)、議論への参加(20%)を総合して判断します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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芹沢一也『暴走するセキュリティ』(洋泉社)。その他、授業内で指示します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業への積極的な参加を重視します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:文献の紹介と割り当て 【第2回】 報告とディスカッション(1) 【第3回】 報告とディスカッション(2) 【第4回】 報告とディスカッション(3) 【第5回】 報告とディスカッション(4) 【第6回】 報告とディスカッション(5) 【第7回】 報告とディスカッション(6) 【第8回】 報告とディスカッション(7) 【第9回】 報告とディスカッション(8) 【第10回】 報告とディスカッション(9) 【第11回】 報告とディスカッション(10) 【第12回】 報告とディスカッション(11) 【第13回】 報告とディスカッション(12) 【第14回】 報告とディスカッション(13) 【第15回】 報告とディスカッション(14)
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