Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
社会学演習 I 山口 毅
必修  2単位
【社会】 10-1-1350-0550-03

1. 授業の内容(Course Description)
 昨年の基礎文献研究では、犯罪や逸脱、問題行動といった青少年の諸問題をテーマとして取り上げました。そして、「犯罪の凶悪化」や「規範意識の低下」等の「青少年叩き」には、データ上の根拠が希薄であることを見ていきました。
 本演習は同じ問題を扱いながら、社会の変化に焦点を当てていきたいと思います。犯罪不安をあおる近年の世論や対策は、どのような社会をもたらしつつあるのでしょうか。変化する社会構造の中で青少年の抱える困難は、どのような形を取るようになっているのでしょうか。それらの問いを念頭に検討していきます。前期は文献の購読を、後期は参加者の報告を予定しています。なお、「犯罪者の心理を解明する」作業は基本的に行いません。むしろ犯罪者の心の中を探ろうとする私たちの欲求とは何なのか、考えてみたいと思っています。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 文献購読を通じて、社会の変化とその中での個々人の位置を把握する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席と授業態度(50%)、報告内容(30%)、議論への参加(20%)を総合して判断します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 芹沢一也『暴走するセキュリティ』(洋泉社)。その他、授業内で指示します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業への積極的な参加を重視します。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション:文献の紹介と割り当て
【第2回】
 報告とディスカッション(1)
【第3回】
 報告とディスカッション(2)
【第4回】
 報告とディスカッション(3)
【第5回】
 報告とディスカッション(4)
【第6回】
 報告とディスカッション(5)
【第7回】
 報告とディスカッション(6)
【第8回】
 報告とディスカッション(7)
【第9回】
 報告とディスカッション(8)
【第10回】
 報告とディスカッション(9)
【第11回】
 報告とディスカッション(10)
【第12回】
 報告とディスカッション(11)
【第13回】
 報告とディスカッション(12)
【第14回】
 報告とディスカッション(13)
【第15回】
 報告とディスカッション(14)