Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
広告文化論 神郡 克彦
選択  2単位
【社会】 10-1-1350-1722-04

1. 授業の内容(Course Description)
 広告コミュニケーションの始まりは何時か、その歴史を遡ると古代エジプトの都市テーベへ到達する。ブリタニカによると、失踪した奴隷に懸賞金をかけ捜索するための広告、現代風に云うと「Wanted」(人捜し)広告がその最初とされている。
 日本の近代広告の幕開けは、江戸時代。「広告は平和の時に花開く」と言われており活発な広告活動は当時の商売と文化の発展の一翼を担っていた。
 現代の広告は、その機能と役割を拡大し、第二次世界大戦後の日本経済の発展と、消費生活のレベルアップに寄与した。同時に、新しいライフスタイルの提案、芸術・文化の創造、スポーツの振興などの機能を拡大している。講義は、各時代の広告の経済的、社会的、文化的諸機能につき、CM、広告素材、パワーポイントを用い説明する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 講義を通し広告コミュニケーション文化の内容を理解し習得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験(80%)、授業参加(20%)により総合的に評価する。テキスト、ノートの持込可。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『実践マーケティング・コミュニケーションズ』電通学友会編(電通)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 広告、宣伝、コミュニケーションに興味のある学生の受講が望ましい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業計画、方法のイントロダクション
【第2回】
 広告(コミュニケーション)の歴史
【第3回】
 広告の定義、役割、機能
【第4回】
 江戸時代の広告
【第5回】
 明治、大正、昭和、現代の広告
【第6回】
 広告媒体としてのメディア
【第7回】
 生活者の変化
【第8回】
 インターネット広告
【第9回】
 世界の広告表現
【第10回】
 日本の広告表現
【第11回】
 広告キャンペーンの作り方
【第12回】
 CSRと公共広告
【第13回】
 世界と日本の広告文化人
【第14回】・【第15回】
 世界と日本のCM賞、まとめと期末試験