Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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広報論 I 神郡 克彦
選択  2単位
【社会】 10-1-1350-1722-05

1. 授業の内容(Course Description)
 英国のマーガレット・サッチャーは、1978年夏、政治キャンペーン史上に残る−Labour Is Not Working−のスローガンで大勝利、1979年5月首相の座を射止めた。広報キャンペーン(コピー)が、政治、経済そして社会を変えた成功事例のひとつとして語られている。最近ではオバマ大統領の「Change」広報キャンペーンが米国社会に変化をもたらした。
 広報は、時代とともにその役割が変化する。現代の広報は従来のパブリシティーの概念を超え、広くパブリックリレーションズ(PR)あるいは、コーポレート・コミュニケーションを包含する。ここ数年、企業の不祥事が続発し、そのリスクマネジメントと企業の社会的責任が問われ,改めて広報の重要性が増大している。講義は、広報論 I −基礎編、広報論II−応用編とポジショニングし、現代的課題を把握する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 講義を通しパブリック・リレーションの内容を理解し、習得する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末試験(80%)、授業参加(20%)により総合的に評価する。テキスト、ノートの持込可。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:『戦略広報』電通 編(電通)、講義時配布資料
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 PR、広告、宣伝、コミュニケーションに興味のある学生の受講が望ましい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業計画、方法のイントロダクション
【第2回】
 広報、PRの定義
【第3回】
 広報の役割と機能
【第4回】
 広報の歴史的展開
【第5回】
 広報におけるコンプライアンス
【第6回】
 企業活動と広報
【第7回】
 企業の広報組織
【第8回】
 自治体広報
【第9回】
 政治と広報
【第10回】
 メディアの広報における役割
【第11回】
 報道分析
【第12回】
 広報戦略の立案方法
【第13回】
 広報戦略の評価方法
【第14回】
 ケース・スタディーの把握
【第15回】
 まとめと期末テスト