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授業の内容(Course Description) |
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「社会学」と訳される言葉は19世紀のコントによって造語された。しかし政治体制や経済等から区別された「社会」への関心はそれ以前から存在し、コント以外にも多様な形をとって発達した。この講義では、18世紀から20世紀前葉にかけて西洋で発達した社会学的な理論や方法の流れを歴史的に概観し、そこにどのような基本的な関心が流れているかを検討する。とりあげる学者や思想家について、詳しくは下記の授業計画を参照されたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代社会学は研究分野や調査方法等の面で専門化が進んでいる。この授業では、学生諸君がそうした専門的な訓練を受けるのに役立つように、もともと社会学的思考が、どのような問題関心に基づいて発達してきたのかを歴史的に概観し、社会学説に関する基礎的な素養をもつことをめざす。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験(80%)。期末試験の欠席者は0点の評価となるので注意すること。 平常点(20%)。毎回の講義で出欠をとり、平常点の評価に反映させる。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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レイモン・アロン著(北川隆吉ら共訳)『社会学的思考の流れⅠ』、『社会学的思考の流れⅡ』(法政大学出版局)を準教科書とする。 他に必要に応じて、講義で、参考文献を紹介する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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遅刻しないこと。私語しないこと。 質問の機会を与えるので、講義で分からないことは、遠慮なく質問すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の趣旨説明 【第2回】 モンテスキューの社会理論(Ⅰ) 【第3回】 モンテスキューの社会理論(Ⅱ) 【第4回】 コントの社会学(Ⅰ) 【第5回】 コントの社会学(Ⅱ) 【第6回】 マルクスの社会理論(Ⅰ) 【第7回】 マルクスの社会理論(Ⅱ) 【第8回】 トクヴィルの社会理論(Ⅰ) 【第9回】 トクヴィルの社会理論(Ⅱ) 【第10回】 デュルケムの社会学(Ⅰ) 【第11回】 デュルケムの社会学(Ⅱ) 【第12回】 テンニースの社会学 【第13回】 ヴェーバーの社会学(Ⅰ) 【第14回】 ヴェーバーの社会学(Ⅱ) 【第15回】 全体のまとめ
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