Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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職業と業界選択 II (キャリアデザインの進め方) 伊東 誠
選択  2単位
【自己啓発】 10-1-1500-0057-04

1. 授業の内容(Course Description)
 大学3年の秋から本格的な就職活動がはじまる。大学4年の夏休みまでに就活で内定を確定させたいところ。この授業での課題は目標の企業に内定を取り付けることだが、4年生の4人に1人は無業を余儀なくされている。
 世界的な経済大変動で新卒での就活も厳しさを増している。大学卒業後、定年までほぼ40年間を働くことになる。その進路を決めるのがキャリアデザインだ。キャリアとは職業のこと、働く経験をどう積み重ねるかが重要だ。生涯一企業といった雇用体系は崩れ始めている。新卒で5年間社会人としての経験をすれば転職への道も開けてくる。キャリアアップを目指す環境が日本でもできつつある。若い世代を中心に男女共働きが常態化している。
 職業と業界をどう選択して自分の夢の実現に向けて進めるかがこの授業のテーマ。
 どんな業界、企業で仕事がしたいか。何を将来の仕事として働きたいかの情報をできる限り集める。映像、新聞、経済情報誌など素材を収集しての最前線の働く現場を紹介する。職業と業界のあり方を考えB5一枚のレポートを毎回ボールペンでまとめる。B5レポートは毎回添削してまとめて返却するため履修者は150名限定で。
 就活に必要な公式文書はボールペンか万年筆が原則。その練習になる。
 キャリアサポートセンターとも連携を強め、帝京大学新宿サテライトオフィスの活用も促進していく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「職業と業界」の基礎知識を学ぶ。キャリアデザインづくりに必要な情報を取得する。
 就職活動に必要な基本的な知識を伝える。
  内定を確保した4年生から就活実践法を伝授してもらう。
 「自己分析」「自己PR」「履歴書」「エントリーシート」「面接対処法」など。
 自分流のキャリアデザインを 組み立てる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回提出するB5一枚のレポートが授業での評価に、全体の60%のウエイトで。
 期末テストで40%の評価。出席点も加味して総合評価。
 「企業訪問報告用紙」「来社証明書」などの提出で就活を側面支援。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『業界地図 最新ダイジェスト』高橋書店
 『会社のことよくわからないまま社会人になった人へ』池上彰 海竜社
 『週刊ダイヤモンド』『週刊東洋経済』
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 TA(ティーチングアシスタント)制度を導入。TAを4名指名。
 教員と学生がコミュニケーションをとり授業が円滑に進むようにお互いに協力し合い努力する。
 授業開始10分後には教室の後扉を施錠。「遅延証明書」提示の場合は別。
 短時間に与えられたテーマのレポートをボールペンでまとめる力を身につけよう。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 年収と生涯賃金人気企業ランキング職業と給与、格差は
【第2回】
 IT・情報通信業界ケータイ、インターネットネット検索、通販
【第3回】
 メディア業界1放送・広告地上波デジタル
【第4回】
 メディア業界2新聞・出版マイナス成長
【第5回】
 エニアグラム性格分析9つのタイプ
【第6回】
 家電業界パナソニック・SONY家電量販店
【第7回】
 飲料業界キリンビール・アサヒビールビール清涼飲料
【第8回】
 資格への挑戦1国家資格司法書士、介護福祉士
【第9回】
 資格への挑戦2民間資格アウトドア指導員、FP
【第10回】
 履歴書の書き方エントリーシートの書き方志望動機
【第11回】
 旅行・観光業界JTB、JALホテル・航空・鉄道
【第12回】
 ファッション業界ユニクロ、しまむらアパレル・紳士服
【第13回】
 東京脱出、地方へ行こう女性と企業農業・漁業・林業
【第14回】
 内定者からのメッセージパネルディスカッション企業研究
【第15回】
 個人面接・集団面接OBOG訪問脱マニュアル宣言
 ※各テーマは変更される場合もあります。