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授業の内容(Course Description) |
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図書館は情報・資料を収集し、それを利用者に提供しているが、収集した情報・資料への利用者のアクセスを可能とするため、その内容を文字情報や記号に置き換えて組織化する。OPAC検索の結果として表示される「書誌情報」がそれである。 この授業では、図書館が扱う情報・資料の媒体にアクセスする手がかりとして、一般的に用いられている「記述目録法」と「主題目録法」を中心として、情報・資料の組織化に関する理論と基本的技術を学ぶ。 また、インターネット情報資源の組織化(メタデータ化)に関しても触れる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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主として活字媒体の情報・資料の組織化(メタデータ化)についての理論と基本技術を習得する。 インターネット上のデジタル情報資源のメタデータ化についての理論と基本技術を学ぶ。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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ショートコメント(40%)、小レポートまたは課題(30%)、最終レポート(30%)により総合的に評価する。 課題等は4/5以上の提出を最終評価の前提条件とする。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『資料組織演習 新訂版』吉田憲一編著.日本図書館協会、2007.(JLA 図書館情報テキストシリーズ2-10)ISBN 9784820406242 課題、小テストはテキストから出題するので、5月連休あけまでに必ず用意しておくこと。 そのほか適宜プリントを配布する。また参考URLを指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)この科目は「資料組織演習(情報資料演習)」を履修するための必須科目です。 2)第1回目の授業(イントロダクション)では、出席メールの送信法、授業の進め方、評価法などについて説明するので必ず出席すること。 3)この科目への履修登録はインターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。 4)授業は段階的に進め、ほとんど毎回の小テストによって理解度をチェックする。 5)欠席、遅刻、早退すると授業内容が理解できず、授業到達目標が達成できないので注意を要する。 6)私語は厳禁する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 授業の目的、進め方、評価法など 【第2回】 図書館OPACと情報の組織化 【第3回】 情報・資料組織化の歴史と国際的動向 【第4回】 情報・資料へのアクセス行動 【第5回】 日本目録規則による書誌情報の記述(1) 【第6回】 日本目録規則による書誌情報の記述(2) 【第7回】 情報・資料へのアクセシビリティを高めるための記述 【第8回】 書誌コントロール、典拠コントロール 【第9回】 日本十進分類法(NDC)による主題分析と主題目録の作成(1) 【第10回】 日本十進分類法(NDC)による主題分析と主題目録の作成(2) 【第11回】 件名標目表(BSHとNDLSH)による主題目録の作成 【第12回】 インターネット情報資源の保存と組織化に関する国際動向 【第13回】 インターネット情報資源とメタデータ・データベースの作成(1) 【第14回】 インターネット情報資源とメタデータ・データベースの作成(2) 【第15回】 図書館における情報・資料の組織化の現状と問題
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