Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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資料組織概説 松下  鈞
図書  2単位
【図書】 10-1-1500-1717-02

1. 授業の内容(Course Description)
 図書館は情報・資料を収集し、それを利用者に提供しているが、収集した情報・資料への利用者のアクセスを可能とするため、その内容を文字情報や記号に置き換えて組織化する。OPAC検索の結果として表示される「書誌情報」がそれである。
 この授業では、図書館が扱う情報・資料の媒体にアクセスする手がかりとして、一般的に用いられている「記述目録法」と「主題目録法」を中心として、情報・資料の組織化に関する理論と基本的技術を学ぶ。
 また、インターネット情報資源の組織化(メタデータ化)に関しても触れる。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 主として活字媒体の情報・資料の組織化(メタデータ化)についての理論と基本技術を習得する。
 インターネット上のデジタル情報資源のメタデータ化についての理論と基本技術を学ぶ。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ショートコメント(40%)、小レポートまたは課題(30%)、最終レポート(30%)により総合的に評価する。
 課題等は4/5以上の提出を最終評価の前提条件とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『資料組織演習 新訂版』吉田憲一編著.日本図書館協会、2007.(JLA 図書館情報テキストシリーズ2-10)ISBN 9784820406242
 課題、小テストはテキストから出題するので、5月連休あけまでに必ず用意しておくこと。
 そのほか適宜プリントを配布する。また参考URLを指示する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1)この科目は「資料組織演習(情報資料演習)」を履修するための必須科目です。
 2)第1回目の授業(イントロダクション)では、出席メールの送信法、授業の進め方、評価法などについて説明するので必ず出席すること。
 3)この科目への履修登録はインターネットの活用ができること、WORDで文書作成ができること、PCメールでファイルを添付して送信することができること、を最低条件とする。
 4)授業は段階的に進め、ほとんど毎回の小テストによって理解度をチェックする。
 5)欠席、遅刻、早退すると授業内容が理解できず、授業到達目標が達成できないので注意を要する。
 6)私語は厳禁する。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
 授業の目的、進め方、評価法など
【第2回】
 図書館OPACと情報の組織化
【第3回】
 情報・資料組織化の歴史と国際的動向
【第4回】
 情報・資料へのアクセス行動
【第5回】
 日本目録規則による書誌情報の記述(1)
【第6回】
 日本目録規則による書誌情報の記述(2)
【第7回】
 情報・資料へのアクセシビリティを高めるための記述
【第8回】
 書誌コントロール、典拠コントロール
【第9回】
 日本十進分類法(NDC)による主題分析と主題目録の作成(1)
【第10回】
 日本十進分類法(NDC)による主題分析と主題目録の作成(2)
【第11回】
 件名標目表(BSHとNDLSH)による主題目録の作成
【第12回】
 インターネット情報資源の保存と組織化に関する国際動向
【第13回】
 インターネット情報資源とメタデータ・データベースの作成(1)
【第14回】
 インターネット情報資源とメタデータ・データベースの作成(2)
【第15回】
 図書館における情報・資料の組織化の現状と問題