Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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国際政治経済学 II 正田 宏次郎
2群  2単位
【二群】 10-1-1500-1726-02

1. 授業の内容(Course Description)
 前期の「国際政治経済 I 」で、日本の国際社会の中での位置づけを学び、後期の「国際政治経済 II 」では具体的な実社会で直面する事象について学んで行きたいと思う。前期で学んだ歴史的背景を知っていれば、より良い理解が出来ると考える。これらの事象については実社会で直ぐに遭遇するものであり、自分の意見を述べ、他人の意見に対する判断力を向上させることを目的とする。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界で起きている政治、経済問題を常識的に理解できるレベルまで到達させる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末論文試験が50点、小論文(1回を予定)20%、出席率を30点として評価し、60点を合格点とします。従って出席零の場合はこれだけで不合格となります。無論期末試験(最終授業)を受けなければ不合格になります。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 講義はパワ−ポインにて行い、講義の都度、講義内容要約のコピーを配布します。また講義内容要約を帝京大学八王子キャンパスのHPおよびWebCTにて公開します。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ここで学ぶことは、実社会に入れば、常識として必要な知識です。現代においては、日本の小さい社会だけに閉じこもることは出来ない状況であり、国際人であることが求められています。しっかりと自分の知識で物事を判断し、行動できる国際的に通用する人間を目指して欲しい。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 後期講義項目の説明。
【第2回】
 最近の国際情勢
【第3回】
 イスラム社会の歴史と現状
 日本は中東和平に向けて国際支援をしているが、果たしてこれが国際貢献になっているのかどうか、世界の火薬庫である中近東の最近の情勢を知り、日本の立場を理解する。
【第4回】
 マキャベリーの君主論
 これを学ぶことにより、欧米人の考え方、経営スタイル、政治スタイルを学ぶ。
【第5回】
 日米の企業統治について
 日米の企業倫理の違い、市場価値、社会責任について学ぶ。
【第6回】
 日米の雇用形態について
 日米の仕事に対する気質の違い、日本企業の女性、外国人、シニアの雇用についての問題点について、日本の進むべき方向について学ぶ。
【第7回】
 人口問題、出生率、移民問題
 出生率の低下、少子高齢化による労働力人口の低下にどう対処するかを学ぶ。
【第8回】
 企業リーダーの資質
 企業リーダーのあるべき姿、企業の社会貢献、差別、ハラスメント等について学ぶ。 
【第9回】
 危機管理
 我々は日常から危機管理の中で生きている。自己管理が出来る危機管理から地球規模で考えなければならない地球温暖化、鳥インフルエンザ、自分達ではコントロールの効かない地震等に対する危機管理について考える。
【第10回】
 地球環境問題
 世界の温暖化、二酸化炭素排出制限等について考える。
【第11回】
 日米の税制について
 日米の税に対する考えを学び、我々の支払っている税金はどの様なものがあり、どう使われているかを考察する。
【第12回】
 小論文
【第13回】
 行政改革
 中々進まない行政改革、地方分権はどうあるべきかを考える。
【第14回】
 最近の国際情勢
 第2回目の講義(最近の国際情勢)から現在に至るまでのフォローアップ。
【第15回】
 まとめと論文試験
 後期で学んできたのテーマから課題を出します。