Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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プレ・インターンシップ 高橋 保雄
選択  2単位
【自己啓発】 10-1-1500-1826-03

1. 授業の内容(Course Description)
 テーマは「自己を知る」「自立への挑戦」
 自分の「人生を考える」ことで「個人と社会」とのかかわりを考える。社会の中で「自分の人生を生きる核は何か」について考え、職業に就くために不可欠な「人間力」と「社会人基礎力」を「見せる化」するためにはどのような努力と工夫が必要なのかを考え、その実践対策を目指す。あわせて「働くこと」についての意義を考察する。また、「人間力」「社会人基礎力」の内なる自分(EQ能力)を知るツールとして「nEQアセスメント」を実施し、その結果を活用してコミュニケーション力のレベルアップを図り、「読む、書く、聴く、話す」の表現の4要素を向上させるためのトレーニングを実践する。
 かつ、この授業は職業人になるための基本授業であるため、下記「その他」の項目に記載されている授業を受けるマナー・エチケットを実行する。
 さらに、毎回グループワークで授業を進める予定であるので、特に遅刻は欠席扱いとする。授業開始時には、グループを速やかに作ること、及び、授業終了時には机といすを速やかに元に戻すこと、を全員で毎時間実行する。
 文章力をつけるために毎回感想文を書く。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 「nEQアセスメント」を実施し、その結果からアップさせる能力項目を選び出して、授業だけではなく日常生活に応用することでその能力を向上させ、最終的には自分の意見を、他者に具体的にわかりやすく伝えることが出来るようにコミュニケーション力の向上を目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席率80%以上であること、が第一の要件で、感想文の内容(論理的にまとめてあるか、誤字脱字はないか、「てにをは」の使い方が正しいか、大学生として書ける漢字を書けているか、文章の表現方法が統一されているか等々が評価対象となること、さらに、15回目の講義時間にテストを実施し、60%以上の得点であること。以上が評価の対象となる。テストは講義内容全範囲から出す。
 出席率が80%に満たない学生は感想文及びテストの得点のいかんに関わらず評価の対象としない。
 但し、出席率が80%に満たないもので、テストの得点が80点以上の学生は単位を与える。テスト日に欠席したものは落第とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:資料は必要に応じてその都度配布する。テキストはない。
 参考文献:『インターンシップとキャリア』(学文社)。『EQ~こころの知能指数」』(講談社)。『江戸しぐさ』に関する書籍の内1冊(ほとんどが新書)。『職業とは何か』(講談社現代新書)。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この授業は職業人になるための基本授業ですので、社会人として授業を受ける態度・姿勢、マナー・エチケットを実践してください。具体的には、帽子やコートなどは入室前に脱ぐこと、挨拶をすること、携帯電話は電源を切るかマナーモードにすること、遅刻はしない、机の上に食べ物や飲み物を出しておかないこと等。
 また、本講義の補助教育及び就職指導として、下記行事へ積極的に参加して下さい。本行事への2年生からの参加は、早期就職意識の高揚及び就業観・職業観の育成・醸成を図ることを目的に実施しています。
 10月:就活トレーニング(SPIテスト)
 ※詳細は今後キャリアサポートセンターHP及び掲示板にて確認してください。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション 大学進学は何のためだったのか、自己を振り返る。人間性豊かな職業人となるために人生観・職業観をしっかり持つことの大切さを学ぶ。人はその人生を3代生る。人生を考えることで世界が広がる。
【第2回】
 自分を知る(1)  人生と職業は表裏一体。働くことの意義。人間力・社会人基礎力の重要性。「nEQ社会人基礎力レポート」アセスメントを実施し、自分の社会人基礎力を知る。「一般常識基礎検査」で考える力を知る。
【第3回】
 自分を知る(2)  人間力と社会が必要とする基礎知識について振り返る。SPIってなに? 「nEQ社会人基礎力レポート」アセスメント結果の活かし方。EQ能力をいかに生活習慣に落とし込むか。自分の能力の現状把握 ⇒ 自覚 ⇒ 向上対策 ⇒ 実践
【第4回】
 自分を知る(3)  3次元分析と自分の関心・興味の方向を見つける。人・モノ・情報から学ぶ。先人の知恵。先哲の教え。
【第5回】
 自分を知る(4)   社会と自分との関わりについて考える。社会が求めている人材像を知る。企業人との遭遇を企てる。インターンシップに参加する。インターンシップ概説。
【第6回】
 コミュニケーション概論(1)
 社会人基礎力を発揮することがいかにコミュニケーションを円滑にするものかを気づく。(nEQインターンシップの事例より)アセスメント結果とコミュニケーション力の向上策。「nEQ社会人基礎力レポート」アセスメント実施結果をコミュニケーション力に活かす具体策を考える。職業人のコミュニケーション能力とは・・
【第7回】
 コミュニケーション概論(2)
 コミュニケーションの実際。基本は「きく」3態。「話を聴く」ことの大切さ ⇒ ゲームで体感。
【第8回】
 コミュニケーション概論(3)
「話す」ことの大切さ。 伝えるとはどういうことか。知ってもらいたいことの伝え方。
【第9回】
 コミュニケーション概論(4)
 「読む」ことの大切さ。 何を読むのか? 読む対象によって読み方があることを知る。
【第10回】
 コミュニケーション概論(5)
 「書く」ことの大切さ。 日記から報告書への進展を。何を書くのか。誰が読むのか。私の未来表つくり。
【第11回】
 自分を表現してみよう。 言葉の使い方に注意して、自分をPRする。
【第12回】
 一般常識と数学(1)  企業が求める基礎学力と社会人としての常識問題。
【第13回】
 一般常識と数学(2)  企業が求める基礎学力と社会人としての常識問題。
【第14回】
 学生時代に必要なこと 「自立への挑戦」を実行しよう。学業を貫く。部活・サークル・課外活動をする。アルバイトをする。インターンシップやボランティアに参加する。社会知識の確認。
【第15回】
 社会性と非社会性。講義終了後にテストを実施。