Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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図書館学 III 仁上 幸治
教職  2単位
【教職】 10-1-1500-1878-10

1. 授業の内容(Course Description)
 前半では、図書館に関する法律、関連する領域の法律、図書館政策について解説するとともに、図書館経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確保、調査と評価、管理形態等について解説する。後半では、専門分野別の文献調査ツールを紹介しながら、学術情報の生産・流通・利用・保存の現状と課題について解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 図書館経営の概要、経営資源の配分と活用に関連する具体的な業務内容を理解すること、および専門資料の現状と課題を理解することを目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・学習状況(60%)、レポート(30%)、授業参加度(10%)の総合評価。毎回、授業中に小レポートがあり、次回までの復習レポートがあり、最終回に課題レポートがある。
 ・課題レポート全点提出が必須。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:
 1)三浦逸雄/共編著 野末俊比古/共編著『専門資料論』日本図書館協会, 2008.1(JLA図書館情報学テキストシリーズ; 2-8)1,260円
 2)『情報の達人(テキスト)』第3巻「レポート・論文を書こう!: 誰にでも書ける10のステップ」紀伊國屋書店, 2007.315円
 *テキストは必ず初回授業までに入手しておくこと
 参考文献:適宜紹介する。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1)学期開始時点で必ずこのシラバスをオンラインで再確認すること。
 2)第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること(やむをえず欠席する場合は事前に相談すること)。
 3)司書資格の取得を目指す強い意欲のある学生を求める。
 4)学習成果の復習と確認のため毎回レポート課題が出されるので、毎週1-2時間の自習時間の確保が必要。
 5)パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識技能が必須。
 6)授業中は私語、読書、ケータイ等の行為は一切禁止。違反者は履修無効とする。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション 図書館経営の視点
【第2回】
 図書館と地方自治体
【第3回】
 図書館経営における館長の役割
【第4回】
 図書館職員の役割
【第5回】
 専門職の採用と研修
【第6回】
 所蔵資料の管理
【第7回】
 図書館サービスの評価と計画
【第8回】
 利用促進と利用者教育
【第9回】
 顧客満足と職員満足
【第10回】
 図書館施設、設備、家具
【第11回】
 図書館経営におけるデザイン
【第12回】
 コンピュータの活用
【第13回】
 地域連携
【第14回】
 課題発表
【第15回】
 まとめ
 学習成果の自己評価、授業評価
 *授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。