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授業の内容(Course Description) |
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比較教育論Ⅱでは、世界の学校文化に焦点を当て、それぞれの国が持っている固有の文化を掘り起こし、探り出し、浮き彫りにすることで各国の学校事情を学ぶことにする。文化は、人びとの心の反映であり、鏡である。学校には、そうした学校観、教育観、人間観を映した文化が脈々と流れている。この比較教育論Ⅱでは、こうした比較教育文化論について考える。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地球上には多様な人びとが生活し、多様な学校観、教育観、人間観があることを学び、日本の学校教育との比較を通して、その違いを理解することができる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験(70%)と授業への参加度(30%)によって総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストとして、二宮皓編著『世界の学校~教育制度から日常の学校風景まで』(学事出版、2009年)を使用する。参考文献として、麻生誠・潮木守一『ヨーロッパ・アメリカ・日本の教育風土』(有斐閣、1990年)がある。その他、授業の中で随時紹介・指示する。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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世界の学校事情に関心のある学生の受講を希望する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 世界の学校を旅するー比較教育文化論への誘い 【第2回】 発言することを学ぶ学校―ドイツ 【第3回】 平等と多様性を尊重する学校―フランス 【第4回】 学力世界一の学校―フィンランド 【第5回】 多様化と格差拡大が進む学校―ロシア 【第6回】 「和諧社会」を目指す社会主義大国の学校―中国 【第7回】 教育水準向上のための「優れた学校」―イギリス 【第8回】 魅力あふれる教育環境をもつ学校―オーストラリア 【第9回】 忠誠宣言のある学校―アメリカ 【第10回】 教育先進国を目指す学校―韓国 【第11回】 高学力・実力主義の学校―シンガポール 【第12回】 数々の改革を推進する学校―タイ 【第13回】 ガルーダを掲げる学校―インドネシア 【第14回】 貧困に立ち向かう学校―ブラジル 【第15回】 学歴社会下の受験中心主義の学校―ケニア
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