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授業の内容(Course Description) |
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講義科目と異なり、学生が自分の好む題材について自主的に研究発表をします。同時にめざしたいのは、サークル活動などでの交友とは少し赴きが違う、アカデミックな相互啓発を通じた交友です。 研究領域としては産業組織論になりますが、当分野は競争にかかわる分野であり、経済財は稀少であることから、殆どの経済活動が競争から免れません。そのため、履修者は相当自由に自身の研究テーマを選べます。 すこし正確性や明晰性に難のある仮説でも、自分の考えを形にしていく経験を通じて、心や頭の“筋肉”をきたえられたらと願います。テーマの選択・データの検索・関連文献の探索・論理展開の困難などで、壁にぶつかったときに、必要に応じて、支援します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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一番てっとりばやいテーマ選択は、関心のある事業を選んで、それを追跡しつづけることです。狭いながら専門家に近づけます。このような作業を通じて、現実の経済の一角にとりついて、その研究の面白さを味わってもらいたいと思います。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席、個人研究や共同研究へのコミットメント、レポートの水準などで評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書・参考書 必要に応じて紹介します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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日本の産業IIを併せて履修して下さい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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履修者の顔ぶれをみて、調整します 【第1回】~【第6回】 産業組織論のフレイムワークを学習し、とくに企業の公正競争や不公正競争の手段とされるものについてサーベイします。同時に、履修者は、個々に関心のある分野を探し、テーマを決め、レポート作成のための観察ノートをためていきます。共同研究によるものも可です。 【第7回】~【第14回】 履修者相互に研究の仕掛品を紹介しあいます。レジュメを配布し、プレゼンテーションをします。 【第15回】 改善版の研究レポートを提示します。 演習IIでは、テーマを新たに変えるか、分析を深めることにより、履修者の実際経済への取り付きをより強いものにしていきます。テーマの発表、work in processの中間発表、最終発表を、順番に行います。レジュメを配布し、プレゼンテーションをします。
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