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授業の内容(Course Description) |
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マネジメントの基礎となり、社会に出てからも役に立つ品質経営の考え方とその基礎を身につけることを目的とする。 品質経営の基本的な考え方として、継続的改善、システムアプローチ、プロセスアプローチを学ぶ。製品・サービスはどのように開発されるか、その品質はどのようなマネジメントから生れるかを多角的・多面的に考える。 品質経営IIでは、品質改善のためにツールとして、特性要因図、パレート図、ヒストグラム、散布図、管理図法、サンプリング法、親和図法、連関図、系統図法、品質機能展開、マトリクス法(L型、T型、X型など)などを学び、問題解決の手順として、QCストーリーを学ぶ。ISO9001の品質マネジメントのプロセスアプローチの考え方やTQMの基本的考え方も学ぶ。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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品質管理検定(QC検定)3級を目指せる程度
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成績評価方法(Grading Policy) |
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演習課題に対する小さいレポート(出席状況と教室での参加度を含めて評価ウェイトは70%)、期末テスト(30%)による。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:山田・岡本・綾野:『文科系のための品質管理』改訂版、日科技連、2002. 参考書:赤尾 洋二:『品質展開入門』、日科技連、1990 ISO9001:2000(JIS Z 9001:2000)品質マネジメントシステム要求事項 ISO9004:2000(JIS Z 9004:2000)同上指針 JIS Q 9023(方針管理)、同9024(改善)、同9025(品質機能展開)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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基礎をしっかり身につけよう。スポーツと同じで基礎を繰り返し練習することが大切です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 前期の復習と後期の計画。 【第2回】 品質の改善活動と品質改善ツール(1)。特性要因図の実習、なぜ、遅刻はなくならないか。 【第3回】 品質改善ツール(2)QCストーリーによる問題解決。パレート図の実習。不良の主な原因は? 【第4回】 品質改善ツール(3)問題解決の事例に学ぶ。ビデオ『問題解決1』、お酒の箱詰め問題。 【第5回】 品質管理の手法(1)。管理図の考え方と使い方。毎日の歩数(運動量)の管理、お店の売上や顧客数の管理、その他。 【第6回】 品質管理の手法(2)。管理図の考え方と使い方(続き)。管理限界線と目標値の設定。日常管理と改善活動 【第7回】 QCサークルなど小集団活動の意義。ビデオ『問題解決2』、車掌さんの改善活動。 【第8回】 品質管理の手法(3)検査の考え方。全数検査と抜取検査 【第9回】 品質管理の手法(4)検査の考え方。サンプリングの誤差とヒューマンエラー。 【第10回】 TQMの考え方:システムアプローチとプロセスアプローチ。仕組みの構築と工程の整理。 【第11回】 TQMの考え方:方針管理システム、リーダーシップと方針の展開・実施・評価・見直し。 【第12回】 PDCAと実施計画、QC工程表の考え方。7つの習慣とは。 【第13回】 ISO9001:2000の品質マネジメントシステム(1) 【第14回】 ISO9001:2000の品質マネジメントシステム(2) 【第15回】 後期のまとめ
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