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授業の内容(Course Description) |
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イタリア文化論Iの続きとして、ダンテ『神曲』の解説を行います。 人類の文学の頂点に位置するこの叙事詩を理解するには、極めて多くの知識が必要とされます。 それらを一つずつ押さえながら『神曲』のイントロダクションとします。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパはダンテの『神曲』の中で初めて姿を現した。したがって、これを読み解けば、ヨーロッパの基本を理解できることになる。また、『神曲』は中世最後の最大の作品であると同時に、ルネサンスの嚆矢となる作品でもある。ヨーロッパ中世とルネサンスを理解する上で欠かせない叙事詩である。また、イタリアではすべての学生が『神曲』を学ぶ。イタリア人にとって『神曲』学習は国民運動であり、イタリア文化の精髄でもある。それに触れることが、この授業の最大の目標である。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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後期試験により評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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すべて配布プリントによって行いますので、教科書を買う必要はありません。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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日本のどこの大学でも教えられていないことを講義するため、この授業に出席しない限り、理解できません。インターネットにも、既存の書籍にもないまったく新しい知見を講義しますので、しっかりノートを取って下さい。皆さんの取るノートが教科書となります。そのため恒常的な出席と静聴を要望します。出席していなければ、1点も取ることができません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ダンテ『神曲』の基本的概要 【第2回】 ダンテ『神曲』の幾何学的構成 【第3回】 ダンテ『神曲』の幾何学的構成 【第4回】 ダンテ『神曲』の幾何学的構成 【第5回】 ダンテ『神曲』の天文学的構成 【第6回】 ダンテ『神曲』の天文学的構成 【第7回】 ダンテ『神曲』地獄篇第1歌第1行目の解説 【第8回】 ダンテ『神曲』地獄篇第1歌第1行目の解説 【第9回】 ダンテ『神曲』地獄篇第1歌の解説 【第10回】 ダンテ『神曲』地獄篇第1歌の解説 【第11回】 ダンテ『神曲』地獄篇第2歌の解説 【第12回】 ダンテ『神曲』地獄篇第2歌の解説 【第13回】 ダンテ『神曲』地獄篇第2歌の解説 【第14回】 ダンテ『神曲』地獄篇第2歌の解説 【第15回】 後期試験
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