Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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広域英語文化研究 VIII B 井原 眞理子
選択  2単位
【米英】 10-1-1410-0067-20A

1. 授業の内容(Course Description)
 翻訳とは何か、ということを学生諸君と一緒に考えてゆく授業です。
 皆さんは、「翻訳って、英文和訳または和文英訳を本一冊分長々と続けること」だと思っていませんか。
 それだけでもかなり大変そうですが、実は「そうは問屋が卸さない」のです。
 たとえば、この「そうは問屋が卸さない」という表現は、何と訳したらいいのでしょうか。
 直訳では、ぜんぜん通じませんね。この授業では、このようにさまざまな種類の文を具体的に取り扱いながら、翻訳にはどのような問題があるのか、どうすればいいのか、翻訳するということは、いったいどういうことなのかを考えてゆきます。
 さらに、翻訳家になるためにはどうすればいいのか、どのような種類の仕事があるのか、といった話も随時交えて話します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 基本的な英文の翻訳法を習得する。
 翻訳とは何かを理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点40%、試験60%。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 五十嵐昭人『入門翻訳の基礎:訳し方と練習』南雲堂フェニックス、1998年。
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業中に文章を書いたり、発表をしたりと、学生の積極的な参加を期待します。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 Introduction、翻訳家の仕事について
【第2回】
 映画字幕の翻訳―英和
【第3回】
 映画字幕の翻訳―和英
【第4回】
 児童書の翻訳―英和
【第5回】
 児童書の翻訳―和英
【第6回】
 ノンフィクションの翻訳―英和
【第7回】
 ノンフィクションの翻訳―和英
【第8回】
 SFの翻訳―英和
【第9回】
 SFの翻訳―和英
【第10回】
 現代文学の翻訳―英和
【第11回】
 現代文学の翻訳―和英
【第12回】
 古典の翻訳―英和
【第13回】
 古典の翻訳―和英
【第14回】
 学期末試験
【第15回】
 まとめ