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授業の内容(Course Description) |
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この授業は、教育社会学の入門コースである。教育社会学は、学校教育、家庭教育、社会教育・生涯教育、各種学校の教育、企業内教育など、およそ教育という言葉で語られるすべての営み、子どもの学習・生活・成長に関わるすべての営み、さらには、そうした営みに関わりのあるすべての社会現象(学歴主義や入試競争や青少年問題やマスメディアなど)を研究対象としている。 この授業では、教育という営みの基本的な枠組み・制度・構造・機能について考察し、その際、教育社会学の主要な概念・視点についても言及する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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教育・学校教育について科学的に考えるための基礎知識を習得できるようになる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験(70%)と授業参加度(30%)によって総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストとして、天野郁夫・藤田英典・刈谷剛彦『教育社会学(改訂版)』(放送大学出版会、2007年)を使用する。参考文献として、安原義仁・他編著『大学と社会』(放送大学出版会、2008年)がある。その他、授業の中で随時紹介・指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業は、教育社会学への入門コースである。教育社会学Ⅱでは、現代の教育問題に焦点を当てる。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション:教育社会学とは何か 【第2回】 教育問題の社会学について 【第3回】 社会化環境の構造変容について 【第4回】 情報化社会の教育と社会化について 【第5回】 社会化―その意味と構造について 【第6回】 学校制度の社会学について 【第7回】 教室空間・学校空間と教育過程について 【第8回】 カリキュラムと教育的知識について 【第9回】 学校の組織と文化について 【第10回】 学校の社会的機能について 【第11回】 高等教育の社会学について 【第12回】 階層・学歴・職業について 【第13回】 教育改革と学習社会について 【第14回】 教育社会学の技法について 【第15回】 まとめ:教育社会学のパラダイム展開と今後の課題
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