目下、中国をはじめとする新興国は、世界経済のエンジンとしてグローバル経済活動を牽引している。なかでもBRICS主翼である中国は、堅調な経済成長を遂げている。中国は、「世界工場」・「世界市場」として大きく成長し、世界中で注目を集めている。 新興国の中国経済をよりよく把握するために、マクロの経済・産業の実態・発展を学ぶのみならず、ミクロ的にその経済・産業発展を担う主役である中国企業の経営・生産活動・経営戦略、及び日中貿易・投資や中国における日系企業の事業展開も学ぶべきだと考える。よって、前期の「中国経済論I」では中国の産業経済を中心に学ぶ。後期の「中国経済論II」では中国の企業経営を中心に学ぶ。
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