Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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史学概論 I 澁谷 由里
必修  2単位
【史】 17-1-1340-4424-03

1. 授業の概要(ねらい)

 「歴史学研究のありかたを考える」
 歴史学という学問の本質やその学び方について考え、あわせて最近の研究動向と新しい切り口を紹介していきます。みなさんが歴史学のレポートや卒論を書いていくうえで、参考になるような勉強方法や史料(資料)の使い方、作業の進め方も具体的にアドヴァイスします。

2.
授業の到達目標

 1、歴史学の本質と学び方について、基本的な理解ができる。
 2、歴史学の最近の研究動向や、研究上の新しい切り口が理解できる。
 3、歴史学のレポートや卒論を書くうえで必要な知識が得られ、作成能力が向上する。

3.
成績評価の方法および基準

 複数回の小テスト(計)60%、中間テスト20%、最終テスト20%

4.
教科書・参考書

 テキスト:福井憲彦『歴史学入門』(岩波書店、2006年)

5.
準備学修の内容

 1つの章をおおむね1、2回ずつ精読していきますので、該当する章を必ず予習し、人名や用語についての課題が出されることを想定して、それらを調べてノートしておいてください。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中の私語はやめてください。30分以上の遅刻や履修態度不良の場合には、厳重に注意します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 教員の自己紹介とガイダンス―なぜ歴史学を学ぶのか、この授業のねらいについて―
【第2回】
 歴史から何を学ぶか?(1)「わたしたち」と「過去のひとびと」
【第3回】
 歴史から何を学ぶか?(2)「現在」をみつめなおす
【第4回】
 史料と資料の重要性
【第5回】
 史料と資料の読み解き方
【第6回】
 新しい歴史学(1)自然環境へのまなざし
【第7回】
 中間テスト、新しい歴史学(2)科学技術と文化
【第8回】
 時代区分と時間感覚
【第9回】
 地域と時間の重層性
【第10回】
 「グローバル・ヒストリー」論
【第11回】
 身体の歴史学
【第12回】
 比較と再検討
【第13回】
 近代歴史学とはなにか
【第14回】
 歴史学の将来
【第15回】
 まとめと最終テスト