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授業の概要(ねらい) |
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この授業は「メディア空間論」の内容となります。具体的には、アニメ聖地巡礼やロケ地観光などのコンテンツツーリズム、空き家問題対策としてのリノベーションまちづくり、テーマパーク的都市開発や景観まちづくりなどの事象を取り上げます。さらに、昨今注目されている、芸術文化を通じた地域おこし(アートまちづくり)や創造都市、さらには都市部のコワーキングスペースやコミュニティカフェなどの場所活用型の取り組みも取り上げます。 観光やまちづくり、都市再開発の分野で「メディア文化」がいかに重要となっているのか、社会学的に理解することを目的としています。メディア文化の幅広い影響に関心ある人、都市論や観光、まちづくりや地域プロモーションの分野に関心のある人向けの授業となります。 ※人口減少、少子高齢化のなかで、地域づくりやまちづくり、都市空間の再構築などにいかに取り組んでいくか考える際の手掛かりになればと思います。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)さまざまな事象を「メディアと空間の交錯」という視点から社会学的に説明できる (2)さまざまなまちづくりの取り組みを、モビリティ社会論の視点から説明できる (3)ある具体的な都市現象やまちづくりを取り上げ、社会学的に重要と思われるポイントを自分なりに見つけることができる(応用力)
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成績評価の方法および基準 |
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・小レポート/リアクションペーパー:30% ・試験:70%
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教科書・参考書 |
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◆教科書 ・田所承己『場所でつながる/場所とつながる――移動する時代のクリエイティブなまちづくり』弘文堂、2017.
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準備学修の内容 |
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・授業で学んだことを自分の日常生活に読み取って小レポートにまとめること。 ・授業内容の予習・復習のために教科書を読んでおくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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・授業中に適宜、受講生の意見や考えを聞くことがあるので、積極的に発言するようにしてください。 ・リアクションペーパーの内容を授業中に参照するので、留意してください。 ・授業計画は受講生の関心や社会情勢によって適宜変更します。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | コンテンツツーリズム(1):ドラマ・映画 | 【第3回】 | コンテンツツーリズム(2):アニメ聖地巡礼 | 【第4回】 | テーマ化(テーマパーク化) | 【第5回】 | 景観まちづくり | 【第6回】 | 地域ブランド | 【第7回】 | 理論的考察(1) | 【第8回】 | 中間まとめ | 【第9回】 | リノベーションまちづくり | 【第10回】 | 理論的考察(2) | 【第11回】 | ショッピングモール+コミュニティカフェ | 【第12回】 | アートまちづくり | 【第13回】 | 創造都市 | 【第14回】 | 理論的考察(3) | 【第15回】 | まとめ |
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