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授業の概要(ねらい) |
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精神内界を理解するために臨床現場では各種心理検査が用いられている。この授業では、臨床心理士として知っておくべき基本的な心理検査について学ぶ。
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2. |
授業の到達目標 |
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本演習では、主要な心理検査の理論的背景を理解した上で実際に施行し、結果を得られるようになることを目的とする。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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レポートや出席態度から評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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・村上宣寛、村上千恵子(2008)『改訂臨床心理アセスメントハンドブック』北大路書房 ・山内俊雄、鹿島晴雄(2015)『精神・心理機能評価ハンドブック』中山書店 ・David V.Sheehan.(2000)『M.I.N.I.―精神疾患簡易構造化面接法』星和書店 ・高橋三郎他(2010)『精神科診断面接マニュアル SCID:使用の手引き・テスト用紙』日本評論社 ・稲田俊也他(2014)『HAMDを使いこなす ハミルトンうつ病評価尺度(HAMD)の解説とSTAR*D版HAMD構造化面接を用いた利用の手引き』星和書店 ・片口安史(1987)『新・心理診断法―ロールシャッハ・テストの解説と研究』金子書房
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5. |
準備学修の内容 |
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授業の計画に従って、事前に示されたテーマや検査について調べ,授業に参加すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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講義の他に、演習作業、グループ作業がある。携帯電話やスマートフォンをはじめとした録画機能を持つデジタル機器を使用して、自分及び他者の査定場面を録画し、それを観察することがある。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 秋期臨床心理査定演習の概要 | 【第2回】 | 医療領域で使用される質問紙検査:不安、うつ、睡眠の査定 | 【第3回】 | 構造化面接① 精神症状の査定(HAM-D, HAM-A, Y-BOCS,GAF) | 【第4回】 | 構造化面接② 精神科診断面接(SCID)・精神疾患簡易構造化面接法(M.I.N.I) | 【第5回】 | 構造化面接③ ロールプレイ | 【第6回】 | 神経心理学的検査 | 【第7回】 | 行動観察(コーディング) | 【第8回】 | 投映法 | 【第9回】 | ロールシャッハ・テスト片口法 理論および施行法,反応の分類 | 【第10回】 | ロールシャッハ・テスト片口法 形態水準の評価,分類水準の整理 | 【第11回】 | ロールシャッハ・テスト片口法 解釈 | 【第12回】 | ロールシャッハ・テスト片口法 ロールプレイ及びコーディングの練習 | 【第13回】 | その他の臨床心理査定法 | 【第14回】 | 臨床心理査定のインフォームド・コンセントの取得、報告書の書き方、フィードバック | 【第15回】 | まとめ |
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