Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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外国語実践演習 III 水越 あゆみ
必修  2単位
【超域文化専攻】 17-1-1410-0505-07

1. 授業の概要(ねらい)

 翻訳技術の基礎を学ぶことによって、英語能力を伸長させると同時に、母語(日本語)能力の錬磨をも目指します。春学期では、ジャーナリズム、小説、評論、絵本や児童文学から適宜、翻訳の題材を取り上げます。(授業計画は変更される可能性があります。)

2.
授業の到達目標

 文字メディア作品を翻訳する技術を身につけると同時に、作品を生み出した英語圏の歴史・文化的背景について理解を深めることが、この授業の目標です。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の授業参加(翻訳実践)50%、期末試験50%で評価します。

4.
教科書・参考書

 参考書:安西徹雄他『翻訳を学ぶ人のために』(世界思想社、2005)

5.
準備学修の内容

 授業内での翻訳実践に備えて、予習をしてくること。

6.
その他履修上の注意事項

 英和辞典(大辞典が望ましい)、英英辞典、国語辞典、類語辞典を常に参照すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション:翻訳とは何か。
【第2回】
 近代日本における翻訳の歴史。
【第3回】
 近代日本語への翻訳の影響。
【第4回】
 翻訳技術の基礎(1):英文和訳から翻訳へ。
【第5回】
 翻訳技術の基礎(2):原文の正確な理解。
【第6回】
 翻訳技術の基礎(3):英語の発想と日本語の発想。
【第7回】
 翻訳技術の基礎(4):文化の違いをどう訳するか。
【第8回】
 翻訳実践演習(1):ジャーナリズム(新聞)の英語を訳す。
【第9回】
 翻訳実践演習(2):ジャーナリズム(雑誌)の英語を訳す。
【第10回】
 翻訳実践演習(3):フィクション(文芸小説)の英語を訳す。
【第11回】
 翻訳実践演習(4):フィクション(児童文学)の英語を訳す。
【第12回】
 翻訳実践演習(5):ノンフィクション(評論)の英語を訳す。
【第13回】
 翻訳実践演習(6):絵本の英語を訳す。
【第14回】
 翻訳実践演習(7):詩の翻訳は可能か?
【第15回】
 まとめとテスト。