Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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外国語実践演習 IV 水越 あゆみ
必修  2単位
【超域文化専攻】 17-1-1410-0505-08

1. 授業の概要(ねらい)

 翻訳技術の基礎を学ぶことによって、英語能力を伸長させると同時に、母語(日本語)能力の錬磨をも目指します。秋学期では、翻訳の題材として映像を取り上げ、映画やテレビドラマの字幕制作という映像メディア作品に特有の翻訳技術を学びます。(授業計画は変更される可能性があります。)

2.
授業の到達目標

 映像メディア作品を翻訳する技術を身につけると同時に、作品を生み出した英語圏の歴史・文化的背景について理解を深めることが、この授業の目標です。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の授業参加(翻訳実践)50%、期末試験50%で評価します。

4.
教科書・参考書

 参考書:佐藤一公『映画翻訳入門』(アルク、2003)

5.
準備学修の内容

 授業内での翻訳実践に備えて、予習をしてくること。

6.
その他履修上の注意事項

 英和辞典(大辞典が望ましい)、英英辞典、国語辞典、類語辞典を常に参照すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション:映像翻訳とは何か。
【第2回】
 映像翻訳の基礎(1):字数制限。
【第3回】
 映像翻訳の基礎(2):用字・用語の規則。
【第4回】
 映像翻訳の基礎(3):文化の違いをどう訳すか。
【第5回】
 翻訳技術の基礎(1):SF映画の字幕を作る。
【第6回】
 翻訳技術の基礎(2):ファンタジー映画の字幕を作る。
【第7回】
 翻訳技術の基礎(3):コメディ映画の字幕を作る。
【第8回】
 翻訳実践演習(4):戦争映画の字幕を作る。
【第9回】
 翻訳実践演習(5):アクション映画の字幕を作る。
【第10回】
 翻訳実践演習(6):サスペンス映画の字幕を作る。
【第11回】
 翻訳実践演習(7):ミュージカル映画の字幕を作る。
【第12回】
 翻訳実践演習(8):テレビドラマ(コメディ)の字幕を作る。
【第13回】
 翻訳実践演習(9):テレビドラマ(文芸作品の映像化)の字幕を作る。
【第14回】
 翻訳実践演習(10):ドキュメンタリー番組の字幕を作る。
【第15回】
 まとめとテスト。