Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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考古学総合実習 萩原 三雄
選択  2単位
【日本史・文化財学専攻】 17-1-3083-1938-02

1. 授業の概要(ねらい)

 考古学においては、研究目的の設定後、遺跡の発掘調査および成果の公開・活用を適切に行わなければならない。具体的には、遺跡探索・踏査、地形観察・測量、発掘調査、次いで調査資料の整理・分析、検討結果の公表という過程が含まれ、これらの過程では様々な実践的知識と技術が必要となる。そのため、野外での実践的経験が必要である。そこで、今年度は山梨県内で古代に関する遺跡の発掘調査を実施し、発掘調査にかかわる知識・技術を学ぶ。

2.
授業の到達目標

 1.発掘調査の準備、開始から終了までの手順、法的手続きを理解し、マネージメント能力を養う。
 2.実習を通して具体的発掘方法、遺物の取り上げ方法、図面作成方法、測量器具操作方法、写真撮影方法の基礎的技能を修得する。

3.
成績評価の方法および基準

 夏期の発掘調査に約1週間参加し、発掘にかかわる具体的作業を行うことによって評価する。

4.
教科書・参考書

 参考書:文化庁文化財部記念物課監修 『発掘調査のてびき』 同成社
     『考古学調査・研究ハンドブックス』1~3 雄山閣

5.
準備学修の内容

 対象とする遺跡あるいは時代の研究概要を事前に把握し、調査後は結果に関する検討を行なうほか、多様な器材の取り扱い、準備、片付けについて、実習前後の研究会等に積極的に参加する。

6.
その他履修上の注意事項

 発掘実習前の説明会・準備会、および調査後の資料整理・研究会等に積極的に参加することを望む。それによって、発掘にかかわる技術だけではなく、考古学における研究・調査方法の概要を知り、法的手続きを含めた文化財マネージメントに関する知識の重要性を理解してほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 合宿しての集中実習であるので、以下に項目だけをあげる。
 1、遺跡周辺の踏査と測量器具を使っての発掘区設定
 2、スコップ、移植コテ、竹べら、手ぼうきなどの操作とその手順
 3、遺構・遺物の写真撮影
 4、遺構・遺物の平面図作成・測量器具の取り扱い
 5、地層断面図作成
 6、遺物の取り上げ・収納
 7、文化財保護法に関係する手続き
【第2回】
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【第3回】
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【第4回】
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【第5回】
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【第6回】
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【第7回】
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【第8回】
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【第9回】
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【第10回】
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【第11回】
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【第12回】
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【第13回】
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【第14回】
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【第15回】
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