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授業の概要(ねらい) |
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経営・経済に関する研究や実務におけるコンピュータの利用に際しては、既製のアプリケーション・ソフトウェアが用いられることが多い。しかし、特定の目的に特化したコンピュータの利用やコンピュータのより効率的な利用のためには、自らプログラムを作成することが必要となる場面も少なくない。また、例えば、Excelを利用する場合でも内蔵されているプログラミング機能であるVBAを用いることで作業の効率化を図ることができる場合が多いし、HTMLでもJavaScriptによるプログラミングが多用されている。そこで、この授業では、プログラミング言語であるCを取り上げ、アルゴリズムを含めソフトウェアの設計に関連する基本事項を学ぶ。なお、プログラミング言語には様々なものがあるが、それらの機能には共通する部分が多く、一つのプログラミング言語を知れば、他のプログラミング言語を理解することは、多くの場合、容易である。授業は実際にパソコンを用いながら、解説と演習を織り交ぜながら進める予定である。
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2. |
授業の到達目標 |
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①アルゴリズムとプログラムの基本事項について理解する。 ②与えられた問題を処理するためのアルゴリズムを考え、特定のプログラム言語を用いて実際にプログラムを作成できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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数回提出を求める課題により評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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柴田望洋『新・明解C言語 入門編』
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5. |
準備学修の内容 |
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指定された演習、課題等は、指示された授業日までに行っておくこと。
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その他履修上の注意事項 |
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自宅での演習などのため、個人で使えるパソコンが必要である。個人のパソコンへの、テキスト・エディタ、コンパイラなどのソフトウェアのインストールが必要となる場合があるかもしれないが、インストールするソフトウェアとインストール方法は授業で説明する。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業の内容・進め方、コンピュータの基本要素、ハードウェアとソフトウェア、ソフトウェアの種類 | 【第2回】 | コンピュータにおけるデータの表現と処理、オペレーティングシステムとファイルシステム | 【第3回】 | 簡単な例によるプログラムの作成から実行まで、入力と表示、変数 | 【第4回】 | 演算と型 | 【第5回】 | if文、switch文を用いた条件による分岐 | 【第6回】 | do文、while文による繰り返し処理 | 【第7回】 | for文による繰り返し処理 | 【第8回】 | 配列の利用 | 【第9回】 | 関数の作成と利用 | 【第10回】 | 基本型 | 【第11回】 | 文字列処理 | 【第12回】 | ポインタの考え方とその利用 | 【第13回】 | 構造体 | 【第14回】 | ファイル処理 | 【第15回】 | まとめ |
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