Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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国際経済論副演習 II 郭  四志
選択  2単位
【経営学専攻】 17-1-1110-1688-25A

1. 授業の概要(ねらい)

 院生段階では、国際経済及び中国・新興国経済に関する理論・知識を学ぶと同時に、理論・知識を使い、的確に問題発見、調査・分析及び研究能力を養うことが大切である。前期では、マクロとミクロという両サイドから、常に国際経済・中国をはじめとする新興国経済を分析、研究し、学生たちと一緒に討議しながら、講義を進める。

2.
授業の到達目標

 的確に問題発見、調査・研究能力を養う。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート。

4.
教科書・参考書

 配布プリントなど。参考文献・参考資料は、授業の第1回目に、紹介する。

5.
準備学修の内容

 自分の研究(修論など)を中心に資料収集・調査・研究を進めてほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 マクロとミクロという両サイドから、常に国際経済・新興国経済や産業・企業などの主要問題・動きを把握し、分析すべきである。積極的に発言・討議してほしい。なお、履修する学生は国際経済論特講Ⅰを履修するように。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 前期学習プラン及び院生としての資料収集・調査研究方法及び論文準備・作成の進め方
【第2回】
 国際経済におけるトピックス
 世界を揺るがした金融危機と経済発展及び資源・エネルギーなどの問題
【第3回】
 国際経済におけるトピックス
 高い経済成長をつづけるBRICSとその他の新興国
【第4回】
 転換期における世界経済(1)
 多極化の顕在化
【第5回】
 転換期における世界経済(2)
 ポピュリズムの台頭
【第6回】
 環境・食料・資源問題
【第7回】
 国際経済の仕組み
 (国際貿易、国際金融取引の変化、直接投資と多国籍企業の展開、アメリカの株式市場の変化)
【第8回】
 アメリカ経済の現状と行方
【第9回】
 ヨーロッパ経済の現状
【第10回】
 BRICSの台頭及びその影響・インパクト
【第11回】
 「世界工場」と「世界市場」として成長しつつある中国経済の現状と行方
【第12回】
 中国及びインド工業化の軌跡と経済発展とボトルネック
【第13回】
 東アジア経済の持続可能な成長
【第14回】
 オイルマネーと中東経済の発展
【第15回】
 世界経済の中の中国・新興国経済及び日本経済
【第16回】
 欧州の債務危機や欧州経済のゆくえ及びその中国・日本経済への影響
【第17回】
 日米欧及び中国などの財政問題及びその影響
【第18回】
 通貨安競争と世界貿易
【第19回】
 世界の直接投資とクロスボーダーM&A
【第20回】
 日本の経常収支の動向及びその日本経済への影響
【第21回】
 「政冷経冷」に伴う日中経済関係とその問題点及び今後のゆくえ
【第22回】
 日本の対中国・アジア直接投資及び現地における主な製造企業と小売り・卸売り企業の事業活動
【第23回】
 活発化しつつある中国の対外・対日直接投資・M&A
【第24回】
 南米における新興国経済
【第25回】
 アフリカ経済の光と影[筆者のアフリカ現地調査の実例(2009~2015年)紹介]
【第26回】
 アフリカにおける日系企業と中国系企業との経営比較及び中国・日本・インド企業の連携・競合
【第27回】
 地球温暖化・人口・資源問題の世界経済への影響
【第28回】
 金融資本主義の現状・ゆくえと世界経済の成長
【第29回】
 多極化しつつある世界経済構造とその展望
【第30回】
 まとめ、質疑