帝京大学

飯塚 陽介 准教授

Meshitsuka Yousuke

所属キャンパス八王子キャンパス

帝京大学 経済学部 経営学科

 現代は、学校に所属せずとも学習することができる時代です。わかりやすい書籍は数多く出版されていますし。Youtubeで検索をすれば、良質かつ高度な教育系動画もあふれています。もう少ししっかりとした学習をしたい方に向けても、MOOCと呼ばれるオンライン講座も普及しつつあります。
 このように専門的な知識を学校に所属せずとも獲得することができる時代において、決して安価ではない学費を支払い、4年間という長い期間にわたりキャンパスに通ぶことにはどういった意義があるのでしょうか。
 大学という「場」に所属することの意義は、これまでの自分にとっては無縁であった個人と出会い、そうした人々と共に挑戦をすることができることにあります。大学での偶発的な出会いは貴方に多くの刺激を与えることでしょう。また、大学での講義におけるグループワークなどの挑戦は、あなたに貴重な成功と失敗の体験を与えてくれるはずです。大学という「場」があたえる出会いと体験は、他の学習手段では得られないものです。
 帝京大学は総合大学として多くの学問領域を網羅しており。それぞれの学部・学科には問題関心の異なる学生たちと専門の異なる教員たちが所属しています。また、数多い学生と教員は様々な経歴の持ち主でもあります。さらに、多彩な講義やサークル活動もまた、学生時代を通じて、貴方がユニークな経験をすることを可能とすることでしょう。

連絡先

メールアドレス

経歴・所属学会・専門分野・研究テーマ

経歴

学歴 ACADEMIC QUALIFICATIONS

1997年03月

桐蔭学園高等学校卒業

1998年04月

一橋大学商学部入学

2002年03月

一橋大学商学部卒業
B.A. in Commerce, 2002, HITOTSUBASHI UNIVERSITY, Tokyo, Japan

2002年04月

一橋大学大学院商学研究科修士課程経営・会計専攻入学

2004年03月

一橋大学大学院商学研究科修士課程経営・会計専攻修了 修士(商学)
M.A. in Commerce, 2004, HITOTSUBASHI UNIVERSITY, Tokyo, Japan

2004年04月

一橋大学大学院商学研究科博士後期課程経営・会計専攻入学

2009年03月

一橋大学大学院商学研究科博士後期課程経営・会計専攻修了 博士(商学)
PhD in Commerce, 2009, HITOTSUBASHI UNIVERSITY, Tokyo, Japan

職歴 ACADEMIC AND RELATED EXPERIENCE

2004年08月

COE学生アシスタント(一橋大学)
Research Assistant, Department of Commerce, HITOTSUBASHI UNIVERSITY

2005年05月

留学生チューター
Teaching Assistant, Department of Commerce, HITOTSUBASHI UNIVERSITY

2006年04月

日本学術振興会特別研究員(DC)
Research Fellowship for Young Scientists (DC), Japan Society for the Promotion of Science

2009年04月

一橋大学大学院商学研究科特任講師
Junior Research Fellow, Department of Commerce, HITOTSUBASHI UNIVERSITY

2010年04月

帝京大学経済学部経営学科助教
Assistant Professor Department of Business Administration, Faculty of Economics, TEIKYO UNIVERSITY, Tokyo, Japan

2011年04月

帝京大学経済学部経営学科専任講師
Deputy Associate Professor Department of Business Administration, Faculty of Economics, TEIKYO UNIVERSITY, Tokyo, Japan

2015年04月

帝京大学経済学部経営学科准教授(現職)
Associate Professor Department of Business Administration, Faculty of Economics, TEIKYO UNIVERSITY, Tokyo, Japan

2016年04月

法政大学経済学部兼任講師(現職)
Part-time lecturer Faculty of Economics, HOSEI UNIVERSITY, Tokyo, Japan

所属学会

組織学会, The Academic Association for Organizational Science

社会経済史学会, Socio-Economic History Society

経営史学会, Business Hisotry Society of Japan

政治経済学・経済史学会, Political Economy & Economic History Society

専門分野

Business History
Economic History
History of Technology

研究テーマ

【研究テーマ】
私の研究領域は経営史と呼ばれる分野です。これまで様々なトピックについて研究を進めてきましたが、直近で進めているのは下記のようなテーマです。

(1)日本における金銭登録機の普及とその周辺事情
(2)両大戦間期における地方商業教育

その他に、今現在休止中だけれども今後、改めて取り組む可能性があるトピックが以下のようになります。

(1)戦前日本の工業化・近代化と中小商人の企業者活動:特に機械利用を支える商業の役割に着目して
(2)復興期・高度成長期の産業政策・技術政策:特に工業標準化事業に着目して
(3)明治中後期の実業教育と渋沢栄一:特に官立専門学校の商議員制度に着目して
(4)戦前東京における車体製造業の展開:国内自動車工業の一つの源流として
(5)高度成長期の歯磨市場:消費の大衆化と脱階層化と企業活動との関連に着目して

(1)日本における金銭登録機の普及とその周辺事情
 金銭登録機(つまりキャッシュ・レジスター)は現代ではどの商店の店頭にも設置されているありふれた機械です。しかし、この機械には、日本における会計事務の機械化の先駆けという歴史的な意義があります。金銭登録機以前にここまで普及をした事務機械は存在しませんでした。金銭登録機の普及は画期的な出来事でした。しかし、これまでの経営史・経済史の先行研究において、金銭登録機が普及するに至る経緯はほとんど顧みられていません。金銭登録機というイノベーションの普及を巡って、その普及がどのような変化を商店の経営にもたらしたのか、その普及を支えた技術的・制度的な要件はいかなるものであったのか、について調査研究を進めています。具体的には、未知の機械を売り込もうとする企業の販売組織・販売手法、初期に金銭登録機の主要な導入元であった百貨店の経営、金銭登録機の活用にメリットを見出す商店主たちの主体における変化、そして金銭登録機それ自体の技術的な変化など、多様なサブトピックについての調査を含んでいます。

(2)両大戦間期における地方商業教育
 戦前の商業教育についての研究蓄積は豊富になされている一方で、これまでの研究はその黎明期やそれを支えた一部の学校に偏っていた一面があります。私は、商業教育が普及した大正期から昭和戦前期あたりの事情について調査を進めています。多くの人々が簿記会計に代表されるような商業に関する教育を望むようになったとき、人々がどのような場で、どのような教育を受けていたのかを明らかとすることは。戦後の商工業の担い手がどういった性格を帯びた人々であったのかについての我々の理解を深めることでしょう。

教育方法・職務上の実績

教育方法

教育実践


  • 講義への情報化技術の導入(例:LMSを通じた教材資料等の配布、ZOOMを通じた学習指導、Youtubeを通じた動画配信)

  • マルチメディア教材の導入(例:映像資料の活用)

  • 学生による相互学習を促進する取り組み(例:グループ課題・ディスカッションの実施など)

  • 学生の理解度の把握とフォローアップ(例:小テストの実施と追加説明)

  • ゼミナール講義への、経営学・経済学の基礎理論の学習とコミュニケーション・スキルの習得を目的とした経営シミュレーション・プログラムの導入。

職務上の実績

実務経験


  • 多摩未来奨学金コーディネーター(2014.4~2015.3)

  • 国内外の研究会・ワークショップ等での報告

  • 調査研究

  • 共同研究

著書・論文

学位論文

『戦前期東京の機械商』

2004年 | 修士論文 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「戦前日本における金銭登録機の発明活動 : 特許データへの分析にもとづいて」

2019年10月 | 帝京経済学研究 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「両大戦間期における百貨店への金銭登録機の導入:各売場別出納制の導入と女性店員の進出」

2017年12月 | 『帝京経済学研究』第51巻1号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「両大戦間期日本におけるナショナル金銭登録機(NCR)の販売活動:販売手法の導入と現地適応」

2016年12月 | 『帝京経済学研究』第50巻第1号 

書評

飯塚陽介

「宮本又郎他編『企業者学のすすめ』(有斐閣)」

2016年01月 | 『渋沢研究』第28号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「両大戦間期「地方」における機械工業の正当化:日本金銭登録機を題材として」

2015年12月 | 『帝京経済学研究』 

書評

飯塚陽介

「沢井実著『八木秀次』(人物叢書275)」

2014年10月 | 『日本歴史』第797号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「東京高等商業学校の商議委員会制度についての一考察」

2014年03月 | 『帝京経済学研究』第47巻第2号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「高度成長期における日用品雑貨市場の脱階層化:歯磨剤市場を題材として」

2013年12月 | 『帝京経済学研究』第47巻第1号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「第3章 教育支援活動の持続性:東京高等商業学校への影響力の基盤とその変化」

2013年03月 | 橘川武郎・島田昌和・田中一弘共編『渋沢栄一と人づくり(一橋大学日本企業研究センター研究叢書5)』有斐閣 

論文(査読なし)

Meshitsuka, Yosuke

"Linkages with Businesspeople and Practice-oriented Nature of School : Institutionalization of Higher Commercial Education in Japan, 1880-1920"

2012年12月 | 『帝京経済学研究』第46巻第1号 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「1910年代東京における自動車車体工場と伝統的技術:イノベーション・ダイナミクスと国際分業」

2011年03月 | 日本企業研究センター・ワーキングペーパー120 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「明治日本における機械取引:新商品としての機械とその衝撃」

2009年 | 日本企業研究センター・ワーキングペーパー101 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「明治後期資本財産業の成長と機械商」

2009年 | 日本企業研究センター・ワーキングペーパー94 

論文(査読なし)

飯塚陽介

「1950年代軸受工業における工業標準化事業:標準化と技術進歩」

2007年 | 一橋大学大学院商学研究科日本企業研究センター『戦後日本における企業経営の変容:高度成長期を中心に(一橋大学COEプロジェクト報告・日本におけるヒトを中核とする企業システムの形成) 

論文(査読あり)

飯塚陽介

「近代東京における機械商の工場自営」

2007年 | 『経営史学』第42巻第2号,30-58 

Proceeding(査読あり)

Meshitsuka,Yosuke

Institutionalization of University-Based Business Education in Japan, 1900-1930"

2012年09月31日 | 16th Annual Conference EBHA and 1st Joint Conference with BHSJ 

Proceeding(査読なし)

Meshitsuka,Yosuke

"Entrepreneurship and Diffusion of Innovations:The Role of Small Machine Dealers in Japanese Industrialization"

2010年08月30日 | The Mitsubishi UFJ Foundation International Conference 

Proceeding(査読あり)

Meshitsuka,Yosuke

"The hidden role of traditional merchants in industrialization of Japan"

2009年10月17日 | Annual Conference of Society for the History of Technology