帝京大学

塩谷英一郎 教授

Shioya Eiichiro

所属キャンパス八王子キャンパス

帝京大学 外国語学部 外国語学科

大学生活の4年間は、総合的に考えれば、人生でまたとない伸び盛りの時期です。(高校時代に伸び悩みを経験した人も含め)大学時代に知識・勉学・特技・社会体験など様々な面で大いに「自分」を伸ばしてください。
英語のどのような知識が将来に向けて使える基礎なのか、どのような英文法・英語表現・英語学・古今東西の思想が社会人に経ってからも役に立つのか、知識を日々着実に増やしながら一緒に考えましょう。

If you learn without thinking, you cannot understand truly. If you think without learning, you will be self-righteous.

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メールアドレス

経歴・所属学会・専門分野・研究テーマ

経歴

1984年03月

東京大学教養学部教養学科卒業

1991年03月

東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了

1994年03月

東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学

1994年04月

帝京大学経済学部専任講師 就任

1997年04月

帝京大学文学部米英言語文化学科専任講師 就任

2002年04月

帝京大学文学部米英言語文化学科助教授 就任

2007年04月

帝京大学外国語学部外国語学科准教授 就任

所属学会

日本英語学会

日本認知言語学会

時事英語学会

専門分野

意味論・認知言語学・言語哲学
情報時代の英語教育

研究テーマ

(1) 認知言語学の位置づけと、関連分野との相互影響について
(2) 認知言語学の言語情報分析への応用
(3) 情報時代の英語教育

(1) 認知言語学の位置づけと、関連分野との相互影響について
 言語学が様々な分野と連関して役に立つには意味論の取り込みが不可欠、という考え方から関心を持った認知言語学は、それまで主流であった形式を意味から分離して扱った考え方からパラダイム・チェンジをして、ここ20年間の言語学の在り方を変えてきた。
 このパラダイム・チェンジの時期に言語学に携わった者として、生成文法の問題点や限界を探索し、両理論の拠って立つ考え方の比較をし、認知言語学による捉え直しを検討してきた。また、このパラダイム・チェンジの結果大きく成長した認知言語学に関して、科学論・科学哲学的観点から、自然科学モデルにとどまらず、人文科学や社会科学との関連性や類似性・独自性について考察を進めている。
 また、認知言語学がどのような分野と親和性を有しているかを探究している。認知言語学が言語の認知的基盤を探究するところから、認知心理学との親和性をはじめ、特に文法の認知的捉え直しを追究してきた。近年では、情報の流れ、談話や文章における「認知モデル」の追究を目指している。

(2) 認知言語学の言語情報分析への応用
 言語を特徴づけるものとして、語句、文法、談話・テキスト情報・論理の流れ、があり、英語と日本語のそれぞれの異同について関心を持って探究しできた。今後とも深めたいテーマとしては以下の通り。
(2-1)英語教育における認知・意味に基づく文法の役割
(2-2)慣用句における、連語の意味構造の比較
(2-3)文の流れとしての、自然言語の論理構造やレトリック構造と、従来の論理学との比較
 (2-1)は、文構成の中核として重要なものとして、現在の本務校などで実践しながら探究している。
 (2-2)は、1990年代の情報処理事業協会の電子辞書IPAL作成の段階から追究してきた。今後は更なるデータの集積と解析を目指す。
 (2-3)は、以前から関心のあった論理学、近年の認知言語学における語用論やレトリックの発展、さらには、インフォーマル・ロジックを含む近年のクリティカル・シンキングの関係を探究することで、リーディングの実践にも役に立つような自然な論理学の構築を目指している。

(3) 情報時代の英語教育
 英語の国際ニュースなどを情報源にしながら、よく使われる英語表現や新しい英語表現の探究、世界各地での英語表現の比較検討などを追究し、日本語の表現とは異なる英語の表現を体得させると同時に、英語表現と日本語表現の比較検討をもとにして両言語の力を伸ばす方途を探究してきた。
 また、特に環境問題などの世界的なテーマについても、英語を学びながら知識を広げる方法について、ここ10年程の授業などを逐次追究している。

教育方法・職務上の実績

教育方法

セミナー:英語テキストをもとに、英語の表現や様々な世界の情報を調べ上げる。
英語学入門:実用的な語彙・表現を中心に据えながら、英語についてのさまざまな基本的な知見や理解の追究の仕方を教授
Grammar:英語理解にとって特に重要な点や日本語とに違いを強調しながら、TOEIC対策にも役に立つ文法をトレーニングする。
世界の言語と文化:世界の情報について、英語と現地語名を紹介し、ヨーロッパやアジアなどの歴史にも触れながら世界と付き合う上で必要不可欠な基礎知識を固める。
ネットの英語情報の活用の仕方や、ネットによる英語力増強に関して開講する年度もある。

職務上の実績

英語教育検討委員(2009年4月~)

著書・論文

学術論文 単著

意味論・認知言語学と言語教育

2006年 | 帝京大学文学部紀要 米英言語文化 第38号 

学術論文 単著

基礎力強化英語教育の中核的要素について

2010年02月 | 『帝京大学総合教育センター論集』 創刊号  115-126頁 

学術論文 単著

言語活動の精神現象学を目指して・緒論

2005年 | 帝京大学紀要 米英言語文化 

学術論文 単著

A Couple of Cases of Meaning Surrounding Gramma

1995年04月 | 『長谷川欣佑教授還暦記念論文集』 

学術論文 単著

Toward a Natural Theory of Quantifier Interpretation

1992年 | Proceedings of the Tokyo Linguistuc Forum 5 

著書 共著

A Guide to IPA Lexicon of Basic Japanese Nouns

1997年 | 情報処理振興事業協会 

学術論文 単著

認知言語学vs.生成文法 科学論的一考察

2002年 | 帝京大学紀要 米英言語文化 

著書 共著

認知言語学入門

1998年 | 大修館書店 

著書 共著

講座・認知言語学 第1巻 認知言語学への招待

2003年 | 大修館書店 

学術論文 単著

「認知的」を考える

2006年01月 | 帝京大学文学部紀要 米英言語文化 第37号 

学術論文 単著

「英文インターネット活用法(応用編)」の復活を願って

2009年03月 | 『情報処理センター年報』第11巻 

学術論文 単著

述語の意味から見た格の意味

1993年12月 | 『ソフトウェア文書のための日本語処理の研究12』 情報処理振興事業協会、191-256頁 

その他 共著

計算機用日本語辞書IPAL

1997年 | 情報処理振興事業協会 (1994-) 

その他 共著

常識として知っておくべきことわざ・熟語・名言Ⅰ

2009年04月 | 帝京大学総合教育センター編著『ライフデザイン演習Ⅰ・Ⅱ』(第6章 「常識として知っておくべきことわざ・熟語・名言Ⅰ」101-112頁 担当)