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授業の内容(Course Description) |
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この講義の目的は「公共的な経済活動を支える、公共経済学の基礎的な概念、基礎的な理論を理解」することにあります。公共的な経済活動とは、大変身近な活動で、例えば、ゴミの問題、子育ての問題、老齢者の介護の問題、食べ物の安全性の問題、学校教育の問題、障害者の自立の問題、自然エネルギーの問題、地球温暖化の問題等大変幅広い分野に渡っております。これらの問題解決を支える基礎的な理論を公共経済学が支えています。経済学部に学ぶ学生の基礎的素養として「民間財の需要・供給の経済理論の習得」と「公共財の需要・供給の経済理論の習得」があります。この講義は、後者の「公共財の需要・供給の経済理論の習得」を身近な活動事例を参照しながらの講義になりますので、理論的な公共経済学の理論体系の理解よりも、実際活動のあり方の理解を中心にしております。又、教科書に沿っての講義・レポートになりますので身近な経済理論として容易に理解できます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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「公共財の需要・供給の経済理論の習得」を4回のレポートで確認します。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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下記のテキストに基づく4回のレポートで成績を評価します。第1回のレポート、第2回のレポート、第3回のレポートは各20%です。第4回のレポートは40%です。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは『公共政策の基礎』(宮嶋 勝 著)です。レポートの課題提出はこの教科書に沿って実施します。購入希望者は、講義時間の合間に、私から直接購入して下さい(この本は市販していません)。定価は2,000円です。参考文献は、経済統計学で使用している教科書『データを活用した政策形成』(宮嶋 勝 著)です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義と事例検討の2本立てで進めます。講義の進度はゆっくりとしたペースで進めます。学生にとって、公共的な問題への理解が進めば講義の目的が達成されます。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 公共経済学Iのオリエンテーション 【第2回】 公共経済学が扱う身近な経済活動の解説 【第3回】 公共経済学の基礎:基礎的概念の解説1 【第4回】 公共経済学の基礎:基礎的概念の解説2 【第5回】 第1回レポート:基礎的概念のまとめ 【第6回】 公共経済学の基礎理論1:解説1 【第7回】 公共経済学の基礎理論1:解説2 【第8回】 第2回レポート:基礎理論1のまとめ 【第9回】 公共経済学の基礎理論2:解説1 【第10回】 公共経済学の基礎理論2:解説2 【第11回】 第3回レポート:基礎理論2のまとめ 【第12回】 公共経済学の基礎理論3:解説1 【第13回】 公共経済学の基礎理論3:解説2 【第14回】 第4回レポート:基礎理論3のまとめ 【第15回】 まとめ
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