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授業の内容(Course Description) |
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平安時代の和歌史を概観する。春期は『古今和歌集』の代表的な歌を巻別に読んでゆく。 『古今和歌集』は勅撰和歌集の規範となった歌集であり、日本文化の大きな流れの源泉として注目すべき作品である。その季節観や死生観は現代社会に生きる我々の精神にも受け継がれている。 先学の研究を踏まえながら、一首一首の歌について解釈と鑑賞を試みてゆく。受講者は毎回、取り上げた歌についての感想文を書く。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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授業の内容を理解し、文学研究の現況を把握したうえで、自分の興味をもった事項についてまとめ、自分の感想や考えを発表できるようにする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況を前提(50%)として、レポート(50%)で総合評価します。 (出席数が不足するとレポートを提出することができません。)
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:こちらでプリントを用意します。 参考文献:授業中に指示します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講読の授業であるが、学生の意見や感想を取り入れてゆきたいので、毎回、下読みをしてきてほしい。 遅刻は原則的に欠席扱いにしています。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 古今和歌集の『仮名序』を読む 【第2回】 古今和歌集の歌風と技法 【第3回】 『春歌』を読む 【第4回】 『夏歌』を読む 【第5回】 『秋歌』を読む 【第6回】 『冬歌』を読む 【第7回】 『離別歌』『羇旅歌』『物名』を読む 【第8回】 『恋歌一』『恋歌二』を読む 【第9回】 『恋歌三』『恋歌四』『恋歌五』を読む 【第10回】 『哀傷歌』『雑歌』『雑体』を読む 【第11回】 『大歌所御歌』『神遊びの歌』『東歌』を読む 【第12回】 古今和歌集と日本文化1 【第13回】 古今和歌集と日本文化2 【第14回】・【第15回】 講義のまとめ・レポート提出
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