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授業の内容(Course Description) |
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ここでは化学物質の毒作用のうち、親の化学物質暴露(化学物質摂取)が次世代の行動に及ぼす影響、すなわち、行動奇形学(広く発生神経毒性学に属する)をテーマとします。すなわち、われわれが意図的、あるいは非意図的に暴露される化学物質が、父親あるいは母親を介して次世代の行動にどのような影響を及ぼすか、またその検索法について、内分泌撹乱物質(いわゆる環境ホルモン)を中心に学びます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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内分泌撹乱物質とはどのようなものか、またそれらが及ぼしうる影響を学ぶとともに、次世代への責任について考える姿勢を身につける。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況(発表を含む;70%)、最終レポート(30%)で評価する。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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適宜指定・配布
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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発表者は事前にテキストを精読し、不明な用語を調べ、関連文献をあたるなど十分な準備をしてください。発表ではテキストの内容をかいつまんで紹介するとともに、用語の解説や自分の考えを述べて皆の理解をうながし、質問を受けるとともに議論を誘導してください。議論は発表者のみでは成立しません。発表者以外の履修者も、論点を準備するなど積極的な参加を期待します。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション(ガイダンス、発表割り当て) 行動毒性学について―「毒」とは何か(講義・討論) 【第2回】 化学物質の生殖毒性(講義) 【第3回】 妊娠前および妊娠中の化学物質暴露が次世代に及ぼす影響―行動奇形学の方法論(講義) 【第4回】~【第14回】 文献の抄読と討論 【第15回】 まとめ
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