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授業の内容(Course Description) |
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春期同様、自ら考えてもらう授業にしたいと思います。 春期は『イリアス』という欧米文化の原点ともいうべきところから出発して、近代までの西洋文明の根底に流れる精神を見ていきますが、秋期は現代に焦点を当てます。 産業革命以降、完全に世界の主導権を握っている西洋文明とそれ以外の文明とが出会う時に何が起こるのか。明治維新で我々はすでにそれを経験していますが、現代ではアフリカを舞台にして多くの悲劇が起きています。我々はそこから何を読み取るべきなのか。自ら考える力を養えるような講義にしたいと思っています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代から近世までさかのぼる形で、近代以降の世界の覇権を握っている欧米の思想の基本的な流れを理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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小論述を授業中に三回行います。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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藤原 正彦 著、『国家の品格』新潮新書
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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私語は禁止します。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 論述の説明、第一回小論述(配点10点) 【第3回】・【第4回】 不条理の歴史 【第5回】 映画『ダーウィンの悪夢』 【第6回】 アフリカの歴史 【第7回】 中間まとめ。第二回小論述(配点45点) 【第8回】 文明と文化について 【第9回】 近代合理主義とは何か 【第10回】 資本主義の歴史的変遷 【第11回】・【第12回】 映画『ルワンダの涙』 【第13回】 文明の衝突と人種差別 【第14回】 弱肉強食と合理主義 【第15回】 最終回まとめ、第三回小論述(配点45点)
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