1. |
授業の内容(Course Description) |
|
本講座の目的は、近代経済学の立場から現代資本主義経済過程の構造およびメカニズムを解明することにある。そのための基礎として経済理論・歴史・政策に関する基本的知識をできるかぎり平易に解説してゆく。同時に、そうして得た知識を用いて現実の経済を分析してゆく。講義を通じて、経済事象を分析し理解しうるだけの論理的思考能力を養って頂きたい。 講義は、初学者を対象に経済分析の基本的考え方を教授する。本講座の主眼目は、人間や組織の経済活動の現実的理解におかれる。そのため分析の基礎はミクロ経済学である。しかし、理論的考察ばかりでなく、学説的経緯および現実的観点も適宜加味してゆく。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
新聞・テレビ等で報道される経済ニュースのヘッドライン(見出し)のうち、ミクロ経済学と関わる部分の70%程度を理解するための経済常識を培うことを目標とする。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
平常点(出席、授業態度等)と筆記試験とを総合的に評価する。評価の比重は、平常点50%、筆記試験50%とする。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
青木 泰樹 著 『動態経済分析への道』 (八千代出版)
|
5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
新聞の経済記事、テレビの経済ニュース等に関心をもつこと。
|
6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 経済学概論 【第2回】 経済分析の本質と主内容 【第3回】 資本主義市場経済の特徴 【第4回】 市場機構と市場の失敗 【第5回】 価値論の系譜 【第6回】 主観的価値説の概要 【第7回】 家計の行動(1) 【第8回】 家計の行動(2) 【第9回】 企業の理論(1) 【第10回】 企業の理論(2) 【第11回】 市場の均衡と安定性 【第12回】 貨幣経済の基礎理論(1) 【第13回】 貨幣経済の基礎理論(2) 【第14回】 新古典派理論と現代経済学 【第15回】 理論と現実
|