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授業の内容(Course Description) |
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自然地誌とそれに関連の深い農業などにしぼった前期の講義に引き続き、地域に住まう人々を中心とした人文地誌に焦点をあわせる。人種、民族、文化、都市と農村など具体的な主題を中心とし、具体的にはヨーロッパ地誌のような広域地誌、フランスのような国単位の地誌、さらに地方地誌、パリのような小さな都市、農村地誌へと順次地誌の広がりを絞ってゆく。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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本講義では、地理学の一分野としての地誌学の特徴を、具体的な地誌の学習を通じて理解することを目的とする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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評価は期末試験とレポートで行う。試験では配布プリント・ノートの持ち込みは可であるが、コピーしたノートは不可。 レポートは3,500~4,000字程度の長さで図表などを用いながら「わが町」というテーマで、地誌を展開する。町は行政単位でなくとも、また都市の一街区でも良いが、そこに出かけたくなるように、そのイメージが分かるように書く。締切は12月最後の講義時とする。なお、それ以後でも減点の上、期末試験時まで受け取る。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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講義時に示す。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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経済地理学 I 、IIと合わせて履修することが望ましい。とくに成績不良の学生は地誌学 I の成績を考慮する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入とオリエンテーション 【第2回】 第一章 人種と民族 0)人種と民族の考え方 ヨーロッパ人とはどのような人か 【第3回】 1)人種 【第4回】 2)民族と民族問題 【第5回】 3)言語と宗教 【第6回】 第二章 人口と社会階層 1)人口の分布と増加 【第7回】 2)階層と階級 【第8回】 第三章 フランスとフランス社会 1)ヨーロッパの中のフランス 【第9回】 2)フランスの諸地域 【第10回】 前回の続き 【第11回】 3)人口と居住環境 【第12回】 第四章 フランスの都市と農村 1)都市の立地と発展 【第13回】 2)パリの内部構造 【第14回】 3)ブルターニュ農村の構造と変化 【第15回】 前回の続きとまとめ
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