1. |
授業の内容(Course Description) |
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この授業では、大学で学ぼうとする者が、少なくとも卒業までに身につけなければならない日本語能力の基礎固めとして、読む・書く・つくる(文章にする)・話すという4つの目的に応じた文章表現のあり方を学習する。そして更には、授業を通じて言葉で表わすには容易ではないが、気づく、感じるという感覚を育てて行く。
またその一方で人の話や周囲の状況に対して注意深く耳を傾ける、すなわち傾聴するということの大切さを分からせて行き、発信する能力と受けとめる能力の双方に渡ってしっかりと学習して行くことが求められる。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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大学生として社会に出る前に身につけなければならない日本語能力の基本をマスターし、自ら発信する力と受けとめる力、すなわち、話す・書く・つくる・読むの4つについて、一通りを習得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席日数や学習態度、それに与えた課題に対する提出物などを勘案し、最後は期末試験の結果を見て、総合的に評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『演習文章表現』(おうふう)、それに論語を授業に取入れ、特に声に出して読むにふさわしいものを選んでプリントにして紹介して行きます。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この科目は授業だけで勉強するというものではなく、日常生活の中で、身近にあるもの、マスコミやメディアが発行する新聞、書籍、雑誌、更には宣伝媒体である広告など活字による、ありとあらゆる情報の中に手本となるものを見つけ出すことができます。
それら有用だと思われるものを積極的に取り込んで蓄積して行くことも学習方法のひとつです。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
ガイダンス
授業のスタートに寄せて
講義概要説明と自己アピール文作成(400字程度)
【第2回】
自己アピール文に基づくクラス全員の自己紹介
論語について
【第3回】
文章作成の基本
【第4回】
表現手段としての原稿用紙の使い方
【第5回】
原稿用紙を使って書く 作文「私の夢」
【第6回】
日本の名作、サイレント映画を観る
小津安二郎監督「落第はしたけれど」
この映画についての感想文を書く
【第7回】
近づく将来のために 先輩からのメッセージ
“インターンシップ”と“ 演習(ゼミ)活動”
【第8回】
手紙を書く
【第9回】
日本語クリニック
練習問題と小テスト(漢字、読みと書き取り、四字熟語、ことわざなど)
【第10回】
知識と情報の宝庫 新聞を読む
【第11回】
“ある問題”(最近の気になること)についてのレポートを書く
【第12回】
将来のための“仕事を知る” パート1
履歴書を書く
【第13回】
敬語を学ぶ その1
【第14回】
敬語を学ぶ その2
【第15回】
まとめとレビュー 論語暗誦テスト
シラバスは講義の目安です。授業の内容、順番は一部を変更または追加することがあります。
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