Web Syllabus(講義概要)

平成21年度

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法職商法B 杉田 貴洋
選択  2単位
【法律】 09-1-1210-0294-02

1. 授業の内容(Course Description)
 商法分野のうち、会社法の基本事項と考え方を理解することを目的とする。
 会社に関するルールは、平成17年の改正により、新たに会社法という名前の法律ができ(商法中会社編の削除、有限会社法の廃止)、商法典から独立したが、商法の主要な一分野である。会社には、株式会社、合名会社、合資会社、合同会社の4種がある。この、会社の種類を定め、あるいは会社に関わる人々の利益を調整する法律が会社法である。すなわち、会社法は、会社の組織・運営・管理について定める法律である。この会社法について講ずる。
 秋期は、春期の講義を承ける形で進めていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 商法分野のうち、会社法の基本事項と考え方を理解することを目的とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末に試験を実施し、試験の結果に基づいて評価する。試験結果以外の事情は考慮しない。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:杉田 貴洋『行政書士試験 商法・会社法』(法学書院・2007年)
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 六法は毎回使うので、最新の六法(平成21年度版以降)を用意の上、持参のこと。なお、平成22年度版の六法は10月上旬に発売になる。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス、商法総論
【第2回】
 前期の復習
【第3回】
 会計参与、監査役、会計監査人
【第4回】
 役員等の責任1:会社に対する責任、株主代表訴訟
【第5回】
 役員等の責任2:第三者に対する責任、違法行為差止請求権
【第6回】
 設立1:設立手続、定款記載事項
【第7回】
 設立2:会社設立行為、変態設立事項、仮装払込
【第8回】
 株式1:意義、株主の権利と義務、株主平等の原則、種類株式
【第9回】
 株式2:株式譲渡、株券
【第10回】
 株式3:株主名簿、譲渡制限株式の譲渡
【第11回】
 企業金融1:剰余金の配当、自己株式
【第12回】
 企業金融2:資金調達、募集株式の発行等
【第13回】
 企業金融3:第三者割当と企業買収
【第14回】
 企業金融4:新株予約権、社債
【第15回】
 まとめ・試験