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授業の内容(Course Description) |
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商法分野のうち、会社法の基本事項と考え方を理解することを目的とする。 会社に関するルールは、平成17年の改正により、新たに会社法という名前の法律ができ(商法中会社編の削除、有限会社法の廃止)、商法典から独立したが、商法の主要な一分野である。会社には、株式会社、合名会社、合資会社、合同会社の4種がある。この、会社の種類を定め、あるいは会社に関わる人々の利益を調整する法律が会社法である。すなわち、会社法は、会社の組織・運営・管理について定める法律である。この会社法について講ずる。 秋期は、春期の講義を承ける形で進めていく。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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商法分野のうち、会社法の基本事項と考え方を理解することを目的とする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末に試験を実施し、試験の結果に基づいて評価する。試験結果以外の事情は考慮しない。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:杉田 貴洋『行政書士試験 商法・会社法』(法学書院・2007年)
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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六法は毎回使うので、最新の六法(平成21年度版以降)を用意の上、持参のこと。なお、平成22年度版の六法は10月上旬に発売になる。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス、商法総論 【第2回】 前期の復習 【第3回】 会計参与、監査役、会計監査人 【第4回】 役員等の責任1:会社に対する責任、株主代表訴訟 【第5回】 役員等の責任2:第三者に対する責任、違法行為差止請求権 【第6回】 設立1:設立手続、定款記載事項 【第7回】 設立2:会社設立行為、変態設立事項、仮装払込 【第8回】 株式1:意義、株主の権利と義務、株主平等の原則、種類株式 【第9回】 株式2:株式譲渡、株券 【第10回】 株式3:株主名簿、譲渡制限株式の譲渡 【第11回】 企業金融1:剰余金の配当、自己株式 【第12回】 企業金融2:資金調達、募集株式の発行等 【第13回】 企業金融3:第三者割当と企業買収 【第14回】 企業金融4:新株予約権、社債 【第15回】 まとめ・試験
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