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授業の内容(Course Description) |
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生物は環境の中でどのように適応・分化してきたか、生物進化のしくみ、適応に関わる現象、動物と植物の本質的差異等についての理解を深めたい。
本講義はバイオサイエンス I(田中)と内容的に続くものである。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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変遷する環境の中で、長い時間の流れの中で、生物がどのように命をつなげてきたのか、についての客観的理解を深めたい。
事実に基づいて、筋道を立てて考察する姿勢を培いたい。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験を約80%、出席状況、学習態度等を約20%(変更ありうる)。ただし、出席はしていて当たり前、という観点に立つ。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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とくに使用しない。
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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バイオサイエンス I(田中)を受講しておくことが望ましい。
常に出席し、講義内容をよく理解しながら聞くことが大切。さもなければ試験にパスすることは難しい。ノートをとる習慣をつけること。
講義内容に興味があり、学習意欲が十分ある学生を歓迎する。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】
本講義のガイダンス:内容の概略、受講上の注意など。
【第2回】
適応と分化:日本海側多雪地に固有の植物群とその進化。
【第3回】
適応と分化:早春季植物群(いわゆる Spring ephemerals)。マングローブ(Mangrove)。
【第4回】
適応と分化:先駆植物群(Pioneer plants)の特徴と進化。
【第5回】
適応と分化:水中から陸上生活への適応
:脊椎動物の場合。
【第6回】
適応と分化:続き。
【第7回】
適応と分化:水中から陸上生活への適応。植物の場合:体制とその変革。
【第8回】
適応と分化:続き。変わる有性生殖の場。
【第9回】
自然選択:工業暗化。自然選択の考え方。Charles Darwin について。
【第10回】
ラマルクとその進化説。性選択という現象。
【第11回】
人為選択。生物の適応現象:適応放散、分岐、収斂、相同、相似など。系統樹。
【第12回】
装う生き物たち(Mimicry, etc.)。
【第13回】
植物と動物の本質的な違い。
【第14回】
続き。
【第15回】
まとめ・講義内容についての筆記試験。
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