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授業の内容(Course Description) |
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ここまで約14年間の学校生活をおくり、本格的に「社会に出る」=「(何らかのかたちで)働く」ことをそろそろ目前に控えているだろう履修者の皆さん。働くとは、いったい何でしょうか? 何のために、何をして、どんなふうに、どれくらい働こうと考えていますか? 多くの若者が不安定な仕事に就き、ワーキングプアが話題になる一方で、マウスをクリックして巨万の富を転がす人もいる現在、働くということの意味が改めて問われています。私たちにとって、私たちの生きる世界にあって、労働とは何であり、また何であるべきでしょうか。多くの人々の働きによって支えられるこの世界において、その公正なあり方とは、どんなものなのでしょう。一人一人が納得できるような働き方を可能にする世界のあり方とは、どんなものでしょうか。そしてまた、そのような世界へと向かう道筋に寄与するような仕事、働きとは、いかなるものでありうるでしょうか。 「働く」ということを切り口にして、現代社会のありようを多角的に追究するとともに、私たち一人一人の「働き」の行方についても考えを深めていきます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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現代社会における「労働」について基本的認識を形成する。また「社会を出る」ことを間近に控えた各自の自らの労働のあり方について、展望を拓く。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常の授業への参加(50%)、発表(30%)及びレポート(20%)を総合して評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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R.ドーア『働くということ:グローバル化と労働の新しい意味』中公新書、2005。 その他、適宜指示する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業への参加が単位取得の前提(第一回目の授業で授業の進め方について詳しく説明するので、必ず出席のこと)。積極的に「参加」してください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション、発表の分担決め 【第2回】 発表とディスカッション(1) 【第3回】 発表とディスカッション(2) 【第4回】 発表とディスカッション(3) 【第5回】 発表とディスカッション(4) 【第6回】 発表とディスカッション(5) 【第7回】 発表とディスカッション(6) 【第8回】 発表とディスカッション(7) 【第9回】 発表とディスカッション(8) 【第10回】 発表とディスカッション(9) 【第11回】 発表とディスカッション(10) 【第12回】 発表とディスカッション(11) 【第13回】 発表とディスカッション(12) 【第14回】 発表とディスカッション(13) 【第15回】 振り返りと展望
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