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授業の内容(Course Description) |
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「消費者」って誰のことでしょう? お金を払ってモノやサービスを“買う”わたしたちのことですよっ! つまり、わたしたちの「購買行動」の心理学的側面についての学が「消費者心理学」です。「消費者行動論」とも呼ばれます。 モノを作り市場へと出す/サーヴィスを他者へと有償で提供してゆく、との視座からは、「消費者心理学」は、製品/商品開発論となり、広告/マーケティング論となってきます。要は、われわれが日々生活をし生きていくなかで、ナニを必要としどんなコトを欲しているのか、このようなひとびとの願望/欲求を理解し、それらを充足すべくのモノやサーヴィスをどのようにして創造/提供していったらよいのかが重大事となってきます。このことに関わる心理学的知見を、出来るだけワカリやすく、紹介・解説していきます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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「衣食足って礼節を知る」「貧すれば鈍する」「ひとはパンのみに生きるにあらず」など、いろいろに言われますがネ。「消費者行動論」の視点に力点を置いて、われわれ人間にはどのようなものがどれほどに必要なのかの「人間欲望論」までを展望してみること、それが到達目標ですが、さて…。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席が大事で50%、レポートが30%、最終試験が20%で評価をします。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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授業の進展に応じて、その都度、関連の図書を紹介・案内してゆきますが、とりあえずは、田中 洋『消費者行動論体系』(中央経済社)を参考図書として紹介しておきましょう。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業は、春期に開講の「産業労働心理学」「企業経営心理学」、また、秋期開講の「組織心理学」に密接に関係してきます。で、頑張って、これら3科目も併せて履修されて下さい。お願いしました!! 元気いっぱい夢いっぱいの学生諸君の履修を歓迎。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ひとはパンなくしては生きられず! 【第2回】 ひとはパンのみにて生きるにあらず! 【第3回】 欲求・要求・願望 【第4回】 安全・安心・安寧 【第5回】 消費者行動① 【第6回】 消費者行動② 【第7回】 消費者行動③ 【第8回】 製品/商品開発 【第9回】 広告・宣伝 【第10回】 マーケティング戦略 【第11回】 ソーシャル・マーケティング 【第12回】 知識創造 【第13回】 日本人の「欲望」 ― その現在 ― 【第14回】 日本人の「欲望」 ― その近未来 ― 【第15回】 人間にはどれだけのものが必要か?
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