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授業の内容(Course Description) |
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英語を話したり書いたりするとき、「間違ったことを言ってはいけない、書いてはいけない」と思っていないだろうか。「これだけの文法を知り、これだけの単語を知らなければ、何もできない」と思っていないだろうか。この授業ではまずその思い込みをとっぱらってもらう。コミュニケーションは完璧な文法知識や単語量に裏打ちされている必要などまったくない。誰しも、手持ちの知識を使うことでなんとか用を足しているのだ。だから、必要なのは、「手持ちの武器を最大限に使う」ということなのである。 外国語が必要なのは、何かをしなければならないからである。友達を作る、ご飯を買う、ネットで買い物する、旅先で道を聞く、プレゼントのお礼を言う……それができなければ、外国語を学修したとはいえないし、逆にいえば、いくら拙くとも、それさえできればまずは合格点なのである。 この授業では、「拙かろうがなんだろうが、とにかく英語で用を足す」ということに重点を置いて授業を進める。もともとの英語の成績は度外視。サバイバル能力のひとつとして英語をとらえてもらう。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への参加度、期末試験の達成度によって評価。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書・参考文献は、短大1号館1階紀伊国屋書店にて担当教員の名前・担当科目ごとに売り出されるので、授業開始時には用意しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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とにかく英語で発言しなければ、出席を認めない。 英語でなんとか自分の言いたいことが言えることが大事なので、それまでの英語の成績は度外視、どれだけ自分のことを伝えようとするかを評価の対象とする。とにかく楽しんでもらいたい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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以下はあくまで目安。 【第1回】 説明 【第2回】 自己紹介 【第3回】 自分がどんなことが好きで、それがなぜか説明する 【第4回】 自分の生活パターンやポリシーを相手に伝える 【第5回】 自分の語学の到達目標を言い、それがなぜかを説明する 【第6回】 myspaceでフレンドリクエストをし、なぜリクエストしたか説明し、受け入れてくれたらお礼を言う 【第7回】 できたフレンドにコメントを残し、話が続くように仕向ける 【第8回】 初めて日本に来たらしい外国人に道順を説明し、日本の話をし、一日の幸運を祈る 【第9回】 日本語が話せない友達とカフェで好きなミュージシャンの話で盛り上がる 【第10回】 日本語が話せない友達同士で食べたい物を相談し、レストランで注文する 【第11回】 ハワイで洋服屋さんに入り、試着し、サイズを交換し、店員さんと世間話をしながら買い物をする 【第12回】 タクシーに乗って行き先を伝え、運ちゃんとおしゃべりをし、お金を払って降りる 【第13回】 ネットオークションで出品者と情報交換し、値段を交渉し、購入し、相手を評価し、お礼を言う 【第14回】 将来の夢を伝え、その夢をもったのはなぜか説明する 【第15回】 まとめ、学期末試験
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