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授業の内容(Course Description) |
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春学期中の学生諸君がどれ程上達したかを踏まえて、引き続き「分かりやすく正確な文章」を書く練習を続けます。 秋学期では一歩進んで、レポートや論文の書き方の基礎を学ぶことを目指します。「論文を書く」ということは、「学問する」ことと同じです。即ち、「学問」とは、読んで字の如く、「学ぶ」そして「問う」ことです。この「何を問うか?」ということが最も肝心で、かつ、難しいことです。そのためには、準備が必要です。テーマの決め方、書くための資料・材料の集め方、そして、論理の展開の仕方を学びます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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小作文やグループ討論・作文などを通じ、日本語作成のレベルアップを目指すと共に、帝京大学の先輩が実際に書いた修士論文を用い、論文の構成や議論の展開を具体的に学ぶ。また、時間が許せば、実際に論文作成に取り組む。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席率30%、授業への参加度30%、小テスト・宿題・期末テスト40%で評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:『レポート・論文の書き方入門(第3版)』 河野 哲也 著 慶応義塾大学出版会(¥1,000) 授業に用いるので必ず購入してください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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私語と携帯電話は禁止します。もし違反した学生には適切な処置を取ります。 新聞を毎日読むこと。授業では毎回カレント・トピックを解説し、また、作文の課題としても取り上げます。 授業には、教科書及び国語辞典を持参すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】・【第2回】 オリエンテーション 小作文やグループ討論・作文を引き続き行い、また、実際にテーマを決めて論文を作成します。これを毎回繰り返します。また秋学期中に小テストを3~4回実施します。 「論文作成のための基礎知識」及び「論文テキスト批評という練習法」 【第3回】~【第5回】 「論文とは何か?レポートとは何か?― 論文の要件と構成」 【第6回】~【第8回】 「テーマ・問題の設定」と「論文の組み立て方」 【第9回】 「資料の収集とその操作(インターネットの利用法も含む)」 【第10回】 「引用・文献表のつけ方」 【第11回】~【第14回】 論文作成の応用問題;帝京大学の諸君の先輩が書いた修士論文を用います。 【第15回】 総括・期末テスト
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