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授業の内容(Course Description) |
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【日本文化論にみる文化交流:日本の視点】 日本の知識人による日本文化論を、その人間的キャラクターと時代状況をふまえながら考察し、意外な文化交流の様相を浮き彫りにしていきたい。 講義では、日本文化論の多彩なテキストを意識し、そのエッセンスに触れる。なお、必要に応じ最新の言説も紹介していきたい。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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日本についてのユニークな考察や知識を学び、日本文化の開かれた世界を観察するための視点を養う。また、授業内で学んだ内容をふまえながら、自らが独自に考えた感想を交え、1000字以上の考察をまとめる力を身につける。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席(55%)、期末試験(45%)を目安とする。期末試験の方法は、受講者数をみて講義が3分の1程度進んだ段階で決定し、テーマは試験の2~3週間前に発表する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献は講義中で紹介する。必要な資料はプリントで配布する。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業にきちんと出席し、講義内容に集中して理解を積み重ねていくことが必要である。また、ノートをとることが肝心である。これらの用件が満たせない場合、単位取得はできない。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 「日本文化論の視野を広げる」 授業で扱う文献の簡単なガイダンスを行う。 【第2回】~【第13回】 「日本文化論と文化交流」 日本人の手になる日本論、日本文化論のエッセンスを講義する。 『文明論の概略』(福沢 諭吉)、『現代日本の開化』(夏目 漱石)、『武士道』(新渡戸 稲造)、『代表的日本人』(内村 鑑三)、『風土』(和辻 哲郎)、『日本的霊性』(鈴木 大拙)、『美の法門』(柳 宗悦)、『日本文明とは何か』(山折 哲雄)などはその一例である。 【第14回】・【第15回】 「期末試験」「期末試験答案返却・全体講評」 *以上の順序は研究・社会状況・国際情勢の変化に応じて入れ替わる。また新しいトピックを加えることがある。
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