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授業の内容(Course Description) |
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社会人として必要な文章力を養うとともに、コミュニケーション力全般について体験的に学んでいく。簡潔でわかりやすい文章は、何度も文章を書いていくうちに次第に身についていくものである。受身で講義を聴くのではなく、自ら文章を書き、お互いの批判に耳を傾けながら文章力を高めていきたい。 授業は、はじめに5人ずつ、3分間スピーチをおこなう。テーマは何でもよい。人前に出てもの怖じせずスピーチする訓練を積み、自分を表現する練習をする。 続いて、テキストのテーマを輪読しながら、わかりやすい文章とは何かを学んでいく。最後に、学んだことを参考に、与えられたテーマに沿って文章を書き、互いに批評し合う。 前期のまとめとして、各自テーマを決めて、400~500字程度の新聞投書を書いてみたい。 適宜、グループごとにテーマについて話し合い、批評し合うグループワークの時間を設ける。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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分かりやすい文章を書く力を身につけるとともに、対人コミュニケーション力を実践的に学ぶ。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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もっとも重視するのは出席である。出席70パーセント、授業内課題30パーセント。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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清水 明美 他編『プラクティカル日本語 文章表現編―成功する型―』おうふう2003
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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体験学習が中心になるので、出席は不可欠である。欠席するとグループのメンバーに迷惑がかかる。必ず出席するようにすること。また、自ら文章を書き、人前で発表しなければならない。与えられるのを待つとか、人の後ろに隠れて姿を現さないような消極的態度は認められない。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 履修のためのガイダンス グループ分け 【第2回】 プレゼンテーションの仕方 【第3回】 会話と文章の違い 【第4回】 グループワーク① テーマ作文とグループごとの発表と批評 【第5回】 文章の分類 事実と意見の区別 【第6回】 グループワーク② テーマ作文とグループごとの発表と批評 【第7回】 適切な語の選び方 読み手が理解しやすい文章 【第8回】 グループワーク③ テーマ作文とグループごとの発表と批評 【第9回】 読み手の期待にそって展開する文章 【第10回】 グループワーク④ テーマ作文とグループごとの発表と批評 【第11回】 文体の統一 読点の打ち方 【第12回】 グループワーク④ テーマ作文とグループごとの発表と批評 【第13回】 新聞の投書を書いてみる① 【第14回】 新聞の投書を書いてみる② 発表と批評 【第15回】 まとめとテスト
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