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授業の内容(Course Description) |
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哲学の書籍の出版が相次いでいて、「哲学はやっぱり面白いよね」ともいわれているこのごろです。哲学はふだん「当たり前」と思っていることや、「当然のこと」とあまり深く考えないでいることにたいして、「なぜ」と問いかけ、「自分自身について」、「人間について」理解を深めていく学問です。 この授業は世界と日本の人間文化の歴史と現在を通して、「人間とは何か」、「生きるということ」、「死ぬということ」はどういうことなのか、「人間社会」について考えていきます。新鮮な発見に驚かれることでしょう。 私たち人間に影響を及ぼしてきた日本を含む東西の代表的な思想や思想家についの比較をし、また影響を受けた人々が何をなし、そして私たちはどのような影響を受けてきたのかについても話します。たくさんおもしろい話も紹介するつもりです。第二次世界大戦後の現代思想は何を問題にしているのかについても学び、人間について理解を深めます。 注:この科目は短大生には短大の教職に関する指定科目になっています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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多元的な課題を対象としているので、みなさんが履修する多くの科目と関連しています。「哲学はやっぱり面白いよね」と感じてほしいと思います。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席・平常点・学期末レポート。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは買う必要がありません。授業ごとに教師が作成したレジュメ・プリントを配布します。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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・プリント配布が多くなる予定です。家に持って帰り学期が終了するまで保管しておきましょう。 ・理解を深めるために映画その他のDVDやビデオ等も使用します。 ・こういう話を聞きたいというテーマがあればリクエストをしてください。後期のテーマのいくつかはそのようにして出来たものが入っています。 ・後期も続けての履修が望ましいです。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】 サルとヒトからゾロアスター 【第3回】 ユダヤ教&契約社会と杉原千畝 【第4回】 インド神話の世界 【第5回】 ヒンドゥーとマヌ法典 【第6回】 マハーヴィーラとジャイナの教え ~信用と成功の秘密 【第7回】 ブッダをめぐる人々 【第8回】 遥かなるブータンと日本 【第9回】 イエス・キリストと愛 【第10回】 マザー・テレサ 【第11回】 イスラム教~過酷な砂漠で生きぬく知恵 【第12回】 キリスト教と魔女とアメリカ思想史の流れ 【第13回】 ダライ・ラマ14世~愛と思いやり 【第14回】 「哲学」を哲学する西欧の現代思想 【第15回】 カント ~ 永遠平和のために
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