Web Syllabus(講義概要)

平成22年度

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現代経営学 I
(現代経営学)
川中 凱雄
選択必修  2単位
【経営】 10-1-1120-1844-01

1. 授業の内容(Course Description)
 会社の経営は、会社を取り巻く環境、技術の進歩、新素材の開発、マーケットの変化等に適応して、柔軟かつ機敏に対応させなければならない。
 米国発のサブプライムローン及びリーマンショックによる世界大不況は、各国政府、中央銀行の協調支援体制の確立と大規模な金融緩和政策により底を打った。
 だが、アメリカの象徴とも言われたGMが破綻した。日本の翼といわれたJALも破綻した。世界経済をリードする国々が多極化し、新興国の中国・インド・ブラジルの貢献度が大きい。この大激動のなかで成長を加速した会社、急回復している会社も多い。経営力の差が大きく出ているといえる。
 変化への対応と会社内部の変革を、絶え間なく実行し続けなければ、競争優位は維持できない。
 変化に対応して、会社が継続していくための経営につき、(1)会社の意義 (2)経営資源のマネージメントを中心に講義し、理解をしていただく。
 授業は、新聞、雑誌に報じられている実際の事例を取り上げ、解説していく。
 学生諸子が自ら学ぼうとの姿勢を持って、授業に出席し、思考を深めていく能力を養成する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 自分の意見を持ち、発表できる。
 1.会社の意義
 2.会社の利益
 3.競争戦略
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 1.出席評価: 60ポイント(4ポイント/回×15回)
 2.小論文評価:40ポイント(20ポイント/回×2回)
         原則として、第7回・第14回の授業にて実施
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:新聞・雑誌の記事をOHCにて適宜使用
 参考文献:『企業経営入門』(日経文庫)著者:遠藤功 発行所:日本経済新聞社
      『会社はだれのものか』著者:岩井克人 発行所:平凡社
5.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1.11回以上出席すること。
 2.授業中の私語を慎み、授業に集中すること。
 3.人前で、自分の意見を発表すること。
 4.新聞の経済面を興味をもって読むこと。
 5.ノート、筆記用具を必ず持参のこと。
6.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】  ガイダンス
       なぜ学ぶか、どのように学ぶか
【第2回】  企業と会社
経営とは何か
【第3回】  会社とは何か
会社の目的と役割
【第4回】  会社の設立
【第5回】  企業倫理と会社理念
【第6回】  事業の確定・継続・拡大
【第7回】  経営資源
小論文の作成
【第8回】  会社の利益
【第9回】  日本及び世界の経済状況
【第10回】  利益と競争
【第11回】  競争優位の戦略
【第12回】  ポートフォリオ・マネージメント
【第13回】  環境分析
【第14回】  会社の組織
小論文の作成
【第15回】  日本的経営
まとめ