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授業の内容(Course Description) |
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現代法学特講Gの内容は「現代報道論」です。新聞記事を中心教材にして、時事問題に取り組みます。インターネット時代になっても、新聞やテレビは、ニュースの有力な媒体です。 社会生活を営む以上、現実から目をそむけるわけにはいきません。実際に起こっている問題、事件をマス・メディアがどのように伝えているのか。 公平に客観報道しているのか。バイアスがかかっているのではないか。 わが国のメディアの特徴は、一過性である傾向が強いことです。ある事件が発生すると、集中的に扱います。その一方で、別の大事件が起きると、そちらに報道の重点が移るという飽きやすい一面を持っています。 ニュースは伝える側も、受け手である私たちにも、継続的にフォローしていく姿勢が欠かせません。 一時的な扱いだけでは、ニュースの本質を的確にとらえることが難しいからです。 テーマ別のまざまな報道を通じて、メディア・リテラシー(読解力)が身に付くように勉強しましょう。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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講義内容のスムーズな理解。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト、又は課題レポート。授業内小テストをすることがあります。絶対評価を加えた相対評価。プラス出席点。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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特にありませんが、関心のある人は、ウォルター・リップマンの『世論 上』『世論 下』(岩波文庫)を薦めます。戦前に書かれたものですが、現在でも十分通用する名著です。 レジメ、新聞の切り抜きコピーなど関連資料を随時、教室で配ります。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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シラバスは講義の目安です。講義内容、順番は適宜、変更することがあります。時事問題を扱うので、大事件や政変が起きれば、ニュースがホットな内に取り上げることになります。新聞をよく読み、テレビニュースを見るほか、パソコンで各サイトのニュースをチェックすること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ニュース報道について 【第2回】 裁判員制度について 【第3回】 世論とは何か 【第4回】 インテリジェンスの重要性 【第5回】 情報公開について 【第6回】 個人情報保護法① 【第7回】 個人情報保護法② 【第8回】 臓器移植法について 【第9回】 生命倫理について 【第10回】 地球環境について 【第11回】 家族について 【第12回】 NPO法について 【第13回】 戦争責任について① 【第14回】 戦争責任について② 【第15回】 まとめ
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