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授業の内容(Course Description) |
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「その犯罪が成立するためには、どのような要件を充足する必要があるのか?」、すなわち個別具体的な犯罪成立要件について、必要なときには他の法分野(とりわけ民事法)の概説も交えつつ、実際の裁判例を可能な限り多く紹介しながら、説明したいと思います。刑法各論は、総論ほど抽象的で難解なイメージはないと思いますので、向学心が強い他学部生の受講も歓迎します。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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実際の裁判例を通じて、重要な犯罪の成立要件を理解してもらうことが第一目標です。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末試験及び出席点。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:大谷實『刑法各論 第3版』(成文堂・2007年) 西田典之他編『刑法判例百選Ⅱ 各論 第6版』(有斐閣・2008年)
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5. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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知識の単なる丸暗記に終始することなく、「なぜ?」と自問する探求心を、刑法を素材に身につけてもらいたいと思います。授業に出席して学ぶことはもちろんのこと、他人と場所及び時間を共有していることを常時意識して、私語を慎む等各自自覚してください。
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6. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 横領罪(1) 【第2回】 横領罪(2) 【第3回】 横領罪(3) 【第4回】 背任罪(1) 【第5回】 背任罪(2) 【第6回】 背任罪(3) 【第7回】 盗品関与罪(1) 【第8回】 盗品関与罪(2) 【第9回】 放火罪(1) 【第10回】 放火罪(2) 【第11回】 偽造罪総説(1) 【第12回】 偽造罪総説(2)・文書偽造罪(1) 【第13回】 文書偽造罪(2) 【第14回】 文書偽造罪(3) 【第15回】 復習
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